【桜の移植方法】適切な時期や枯れてしまう原因についても徹底解説!
2020/08/29
桜は古来より親しまれてきた、日本を代表する花木です。春になると、お花見をしにお出かけする方も多いのではないでしょうか。すでに自宅に桜の木がある方は、毎年の楽しみですよね。
桜は鉢植えとは違い、移植するのは一苦労です。また、したくても「やり方が分からない」と悩んでいませんか?今回は、桜の木の移植方法や最適な時期・枯れてしまう原因についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んで、「サクラ」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。
その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。
目次
桜の特徴は?
ひとことで「桜」といっても、さまざまな種類や特徴があります。花びらの色は白っぽい物から濃いピンク色まで、品種によって色の濃さは異なります。
たくさんの種類があり、自生しているだけで15種類ほどで、品種改良されたものでは、300種類以上あります。
よく知られる品種では、ソメイヨシノやしだれ桜が有名ですね。公園や街路、一般家庭の庭に植樹されています。
桜の移植(植え替え)時期
移植(植え替え)には、庭に直接植える「庭植え」と鉢で苗を育てる「鉢植え」があります。どちらも桜の苗を育てるという意味では同じですが、植える最適な時期は異なります。
それでは、庭植えと鉢植えのそれぞれの適期について、詳しく見ていきましょう。
【庭植え】2月下旬(春前)が適期
桜は、冷気に当たると傷んでしまいます。そのため、春前である2月下旬に庭植えするのがよいですよ。寒い時期を避け、花が芽吹く直前の春先に植えます。水はけがよく、適度に湿った場所を選ぶとよいでしょう。
また、庭植えは地方により適切な時期は異なります。2月下旬というのは、あくまでも目安となります。お住まいの地域の適した時期に、庭植えをしてくださいね。
【鉢植え】12〜2月頃が適期
鉢植えであれば、12~2月頃が適期です。外の日当たりのよい場所へ、置くようにしましょう。また、エアコンの室外機の風が当たらないようにも注意してください。市販の液体栄養剤を土にさし、水を与えて育てましょう。
植え替えの際は、草などが土に混ざらないようにすることがポイントです。草が混ざってしまうと、土が発酵して苗が枯死してしまうからです。また、霜や雪が混ざってしまうと凍死するので、気をつけてください。
桜の移植方法
桜の木を移植するには、単に木を抜いて別の場所に移し替えるだけでは枯れてしまいます。木の根を慎重に掘り、移植後に枯れてしまわないように「根回し」とよばれる工程が必要です。
それでは、桜の移植方法について、詳しく解説していきます。大切な工程ですので、しっかりと読み進めてくださいね。
根の周りを掘る
まずは、根の周りを掘ることからスタートします。細かな根もキズつけないように、慎重に掘ってくださいね。
大まかにはスコップなど使用してもかまいませんが、ある程度土を取り除いたら手で作業をするとやりやすいです。このときに、根鉢の大きさも慎重に縮めていきましょう。
とても根気のいる作業ですが、この工程をていねいに行うことで根のつき具合が変わってきます。大きな根っこはもちろんですが、小さな根っこも優しく扱ってくださいね。
根鉢が崩れないように根回しをする
木は植えてから5年もたつと、根も成長していきます。根の先端を細根といいますが、そこから水分・養分を吸収しています。移植をすると細根を切ってしまうことになりますが、そうすると水分や養分を吸収することができなくなりますよね。
そこで、移植の少し前に根切りをし、幹に近い場所に細根を発生させます。この工程を「根回し」といいます。この根回しをすれば、移植を失敗する可能性が低くなりますよ。
植え替え後に枯れてしまう原因は?
移植の際は水分や養分を吸収するための根を切ってしまうため、木にとって負担は大きいです。植え替え後に枯れてしまう原因は、根回しがしっかりと行われていなかったからかもしれません。
根回しをしたあと、細根を発生させるために必要な期間は半年から1年になります。正しくできていないと、水分・養分を吸収することができなくなり枯れてしまいます。
また、移植後は剪定をして枝葉の数を減らすなどの手入れも大切。葉からの水分の蒸散量を減らすためです。
移植後の育て方
移植後の根は、とても弱っています。そのため、水分や養分をうまく吸い上げることができません。
ですので、こまめに水やりをしていきましょう。
このとき水やりだけではなく、枝や葉も切り取るとよいでしょう。その理由は、根から吸収した水分量よりも葉から蒸発する水分の方が多いと、木が枯れてしまうからです。切り取った根の量に比例して枝葉も処理してくださいね。
プロの業者に依頼するのがおすすめ!
桜の木の移植は、ていねいに工程を進めれば難しくはありません。しかし、小さな樹木ならともかく、ある程度大きくなっているものを移植するのは一苦労ですね。
ひとりでできればよいのですが、人手もいりますし場合によっては重機が必要となることもあります。
そんなときは、プロの業者におまかせするのがおすすめです。業者であれば慣れているため、最適な時期に最適な場所へ移植してくれますよ。
育て方のアドバイスや具合の悪い時の対処法なども、ていねいに教えてくれるでしょう。
桜の移植方法まとめ
桜の木の移植方法と、時期や枯れた場合の原因について解説しました。桜の移植は、ひとつひとつの工程を見ればさほど難しくはありません。
しかし、最適な時期や場所・根回しなどを正しく見極めることが重要です。初めて移植する方や自身のない方は、プロである業者に頼ることをおすすめします。失敗も少なく、思う通りの移植を実現することができるでしょう。
ご自分で移植される場合は、この記事を参考にしてみてくださいね。
この記事を読んで、「サクラ」などのお手入れを、業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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