「造園業はやめとけ」と言われる理由は?仕事内容・年収・メリット・向いている人の特徴を解説
就職先・転職先に植木屋を考えてネットで体験談を検索してみたら、「造園業はやめとけ」という口コミを見つけてしまった!興味はあるけど、実際植木屋ってどんな仕事をするの?本当にやめたほうがいいの⁈
確かに植木屋の仕事は体力勝負なところもあります。しかし、やりがいも将来性もある職業です。良い所・悪い所だけ見ず、まずは両面を知ってから検討してみませんか?
今回の記事では、造園業の仕事内容やメリットを解説。元造園業の人が辞めた理由・きついと感じる理由までさまざまな情報を徹底的に調査しました。
この記事を読んで、植木屋・造園・庭師の求人に興味を持った方はいませんか?
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目次
「造園業はやめとけ」造園業を辞めたい・きついと言われる理由7つ
植木屋や造園会社は、学歴・年齢不問なだけに、就職・転職もしやすい業界。この世に庭と樹木がある限り、仕事がなくなることはありません。
しかし、「思った以上にきつい」と辞めてしまう人が多いのも確かです。ここからは、元造園業の勤務の人たちの「造園業はやめとけ」の理由を紹介します。
理由①職人気質⁈造園業界はブラック企業化した職場もある
元造園業の人の「造園業を辞めてよかった」と言われる理由の第1位が、職場のブラックさ。職場によっては、簡単に雇ってもらえる分、口約束の雇用で雇用契約書や労働条件通知書がなかったり、給料明細や雇用保険がなかったりする職場もあります。
職人気質を通り越したパワハラ職場や、危険な高所作業でありながら安全管理がなっていないことも。充実した見習い期間を過ごすためには、勤務先選びはとても重要です。しかし、超大手企業であっても超過勤務のブラック待遇はあるので、見極めは難しいところはあります。
また、学歴不問だけに、ヤンキー上がりの荒っぽい職人に出くわす確率も高いようです。しかし、そんな人たちだからこそ、ストレートで、裏表のない気のいい人もいます。
理由②年収200万⁈見習い期間の給料に不満
造園業の離職率の高さを後押ししているのが、給料の安さです。仕事を教えてもらいながらの見習い期間は給料も低く、手取り14万、年収も200万~300万円以下という人もザラという業界です。
しかし、脱サラから半年間の修行で独立し、剪定専門の植木屋として開業するパターンもあります。いかに良い親方に出会えるか、造園業という世界で自分がどんな働き方をしたいかによって、見習い期間は大きく変わります。
【植木屋・庭師に転職】年齢や経験、転職後の年収アップやその後の独立まで解説 植木屋・造園業は、庭の木1本から、街のシンボルツリーの維持管理、都市環境開発などの大きな社会貢献にもつながる仕事です。 職人の業界だけに、転職するにあたって、…
理由③花粉症持ちには造園業はきつい
花粉症がきつい人には、造園業はかなり厳しいシーズンもあることでしょう。薬で抑えることができれば問題ありませんが、年々悪化していくケースもあります。
植木屋として働く職人の中には、複数の仕事を掛け持ちし、繁忙期だけ植木屋を営む人も意外に多いです。繁忙期は業者によって異なりますが、お盆前後・落葉樹の剪定をする11月・正月前は剪定の依頼が増えます。
理由④造園業は炎天下での作業が基本
前述の通り、お盆前後は造園業の繁忙期。造園業は基本的に屋外の職業のため、炎天下の作業となります。
暑い中の屋外作業は体力も削られ、体調管理が勝負。納期を守っての作業になるため、長時間の作業が続く繁忙期は精神的にもかなりきついものです。
理由⑤剪定作業中の蜂の被害も
お手入れ不足の庭木には害虫やスズメバチが巣を作っていることもあります。作業中にスズメバチの巣を発見することも珍しくありません。
蜂対策として長袖長ズボンで防御しての作業となりますが、夏の屋外作業では過酷で、熱中症の危険も伴います。小まめな水分・塩分補給など、熱中症対策にも気を使わなければなりません。
理由⑥害虫が苦手な人は難しい
庭木には害虫がわくもの。作業中に毛虫や害虫と出くわすこともあるでしょう。病害虫が発生した場合の駆除や殺虫剤散布の依頼もあります。
植物と関わる以上、虫は避けられません。虫が苦手な人は造園業は難しいと言えます。
理由⑦危険な高所作業もある
庭で何十年も成長してきた庭木は、10メートルを超す高木も少なくありません。「伸びすぎた枝が隣の家に侵入したから枝を落としてほしい」「電線にかかりそうで危ないので切ってほしい」という依頼もあります。
高所作業の場合、脚立で登って剪定することもあれば、高所作業車を使うこともあります。高所からの落下や電線に触れてしまうというリスクは、植木屋の仕事からは切り離せません。
逆にこの高所作業の経験を生かし、土木建築業等の別の職業に転職する人もいます。
底辺ばかりじゃない!造園業の独立開業後は実力主義!年収1000万儲かることも?
- 造園業で高年収を目指すには?
漫然と見習い期間を続けるのではなく、まずは独立開業を目指しましょう。
造園業は業界全体的に年収が低め。しかし、職人全員が底辺ではありません。中には年収800万、1000万と成功を納めている人もいます。
年収が底辺と言われるのは、あくまで雇われている間のこと。独立開業後は自分の営業努力次第で、年収アップを狙えます。そのため、男性・女性問わず十分に儲かる仕事だと言えます。
飛び込み営業やチラシを撒くだけでなく、ネットを駆使して効率よく集約する方法を取り入れたり、資格を取得して外構・エクステリア工事まで仕事の幅を広げたりというのも戦略です。
植木職人・庭師の給料・年収は?【年収1000万稼げる求人もご紹介!】 庭の手入れをしたり樹木の剪定をする植木職人・庭師の給料や年収がどのくらいか知っていますか? また、仕事内容も想像以上に多く興味深い職種でもあります。今回は植木…
植木屋が「底辺」「ヤンキーが多い」と言われるのはなぜ?
- 植木屋が「底辺」「ヤンキーが多い」と言われる理由は?
「学歴不問で誰でも挑戦できる」という点が、「ヤンキーが多い」と言われる理由の1つでしょう。
植木屋は職人仕事。炎天下の作業や、高い所に登っての剪定作業、害虫駆除など、きつい・汚い・危険の3Kの仕事と思われがちです。
しかし、3Kの側面もあるものの、植木屋の仕事は植物に精通し、季節に応じて庭木を美しく仕上げる技術職でもあります。
で作られた竹庇(たけびさし)や竹棚(たけだな)は、装飾性もあり、観光地でよく見られる仕様です。
造園業はやりがいのある仕事!メリット7つ
見習い時代の給料の安さや体力的なきつさから「造園業はやめとけ」と言われますが、やりがいも大きな職業です。
具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。実際に造園業で活躍している職人の感想を紹介します。
①日本の伝統を支える自信
造園業者によっては、大きな神社や日本庭園、名園と言われる場所の剪定・お手入れを受注しています。普段では入ることができない場所での作業や、御神木を目にする等、なかなかない体験です。
海外からも日本庭園は注目されており、造園業は日本の伝統・文化を支える技術職として誇りある仕事と言えます。
②植物・自然と触れ合う楽しみ
造園業は植物・自然が大好きな人にとっては、これ以上にない天職。
夏・冬の過酷な作業もありますが、自然に触れ合い癒されることも多い職業です。芽吹く春時期は、花の美しさ・青葉の緑をたくさん見ることも多く、癒されながら植物について学びを深めていきます。
③造園の仕事で植物の知識が身につく
花木や樹木の治療をするのは樹木医だけではありません。十分な経験を詰んだ植木屋も、元気のなくなった樹や植物を元気にしてくれます。
どの庭も同じ庭は1つとしてありません。それぞれ植木の種類も違えば、土も環境も違います。仕事を通して、植物の在り方を知り、新しい植物と出会い、知識を深めていくのも造園業の魅力の1つです。
④独立後は自分のペースで仕事ができる
造園業で収入を増やすためにはまず独立開業。独立開業は自分で営業しなければならないという負担があるものの、自分のペースで働くこともできるメリットがあります。
繁忙期に植木屋として働き、閑散期は他の仕事をしたり、エクステリア等の仕事を請けるという働き方も選べます。
できることを増やし事業拡大するのも、収入を増やすのも、全て自分次第です。
⑤資格を取ることで仕事の幅が広がる
造園業は特別な資格や経験がなくてもできる職業です。しかし、資格を取得してスキルアップも可能です。
造園技能士・造園施工管理技士という国家資格は、造園に関する確かな知識・技術を持っているという証明。取得すれば、名刺や自社ホームページに記載でき、営業する際の大きな信用となります。大規模工事の管理者として必要な資格でもあるため、転職にも有利です。
また、植木屋・造園業で得た樹木の経験と知識から、民間資格である樹木医を目指す人もいます。街路樹の安全管理の他、個人邸で代々庭を守ってきたシンボルツリー、樹齢100年を越す名木に出会う機会もあるかもしれません。
⑥造園業を通して都市開発など大きな仕事に関わることも
庭づくりは個人宅だけではありません。造園業者によっては都市の環境開発など、大きな業務を受注します。
普段は行けないような観光地での作業や、重要文化財の庭園の管理、街のランドマークになるような公園開発に関わることもあるかもしれません。
⑦生涯現役!造園業は老後も活躍
造園業で身につけた知識・技術はいつまでも使えます。高齢になっても植木屋として活躍している人も多く、体力の続く限り、生涯現役です。
70代80代でも、自分の腕一本で収入を得ることができ、仕事を生き甲斐として誇りを持って続けられます。
造園業の主な仕事内容
- 造園業の仕事とは?
造園業の仕事は、植木屋が専門とする庭木の剪定の他、庭づくりや手入れなど、多岐にわたります。
また、個人宅の庭の作業から、マンションの緑地管理、街路樹・公園の剪定、工場緑化、大規模施設の緑地管理など、規模も様々。地域によっては、雪吊りのような冬の景観に貢献する伝統技術もあり、実に奥深い世界なのです。
ここからは造園業の仕事内容をおおまかに紹介します。
①お庭の手入れ・庭木の剪定・草刈り
造園業は、その名の通り、庭づくりする仕事です。個人宅の小規模なお庭もあれば、マンションやオフィスの植栽、屋上や壁面緑化もあり、大規模なものでは公園や遊園地・ショッピングセンター等の商業施設の植栽に関わる造園業者もあります。
庭木の剪定は、植木屋がメイン業務としているもの。樹木の性質・特徴を理解し、伸びた枝葉を切って美しく仕上げる仕事です。
景観を良くしたい・花が綺麗に咲かせたいというニーズに応えるだけではありません。隣家の境界線を越えて迷惑をかけないように、伸びた枝が電柱に絡まり被害が起きないようになど、トラブルを防止するための仕事でもあります。
②公園や公共施設の整備
ホテルや商業施設・病院には必ず花や樹木の癒しがあるもの。街の学校・公園の整備や街路樹の剪定、運動場の芝生の管理も造園業の仕事です。
利用者が気持ちよく過ごせるように、定期的に剪定され、害虫が発生しないようにお手入れも欠かせません。河川敷・堤防の草刈りも国土交通省や自治体からの依頼で造園業者が作業しています。
造園業の中には、個人宅の仕事は請けず、公共工事系を専門とする業者もたくさんあります。
③お庭づくり
造園業というだけに、お庭づくりも造園業の仕事の1つ。ただし、業者によっては個人宅のお庭づくり専門のところや、大型施設や寺社仏閣のお庭づくりを得意とし、個人宅の仕事は請けないという業者もあります。
お庭だけでなく、カーポートやアプローチなどのエクステリアまで、ライフスタイルに合わせて全体を設計・施工する「エクステリア専門業者」も人気です。
④雪吊り・雪囲い(冬囲い)
北国・積雪地では、雪の重みから樹木を守るための「冬囲い」「雪吊り」という作業があります。
雪圧で樹木が折れないよう、木の板や竹・縄で保護します。特別名勝「兼六園」では雪吊りは冬の風物詩として楽しまれており、雪吊りを見るために観光客が訪れるほど。この技術も造園業者の間で受け継がれています。
高木は雪吊りを施し、低木は縄巻き(紐巻き)・こも巻きで保護します。竹細工で作られた竹庇(たけびさし)や竹棚(たけだな)は、装飾性もあり、観光地でよく見られる仕様です。
造園業に向いていない人の特徴
造園業の職業をするか迷っている人には、向いていない人の特徴を理解した上で判断することをおすすめします。3つの特徴について具体的に解説するので、自身にあてはまるか考えながら読んでみてください。
植物への興味関心が低い人
造園業で働き始めると、日々植物と向き合い続けることになります。
そのため、植物への興味が全くない人は、向いていないと言えます。仕事自体が苦痛に感じる恐れがある上に、スキルアップのための勉強を意欲的にできないことも想定されるでしょう。
植物に対する情熱がどれだけあるかを考えてみましょう。
屋外ではなく室内でできる仕事を探している人
室内で働きたい人も、造園業の仕事には向いていない可能性が高いです。基本的に外で業務に取り組むことになるため、雨風や寒暖差が苦手な人は、就職後に辛い思いをする恐れがあります。
造園業の職業をする以上、屋外での業務は避けて通れないものであるため、特に注意が必要な項目です。
デザインへの苦手意識が強い人
個人宅だけでなく寺社仏閣や大型施設などの庭造りを請け負う造園業は、デザインへの苦手意識が強い人は適性が低いと言えます。依頼者の希望を聞いた上で、再現度の高い庭造りを行うためには、高いデザインスキルが必要です。
ただし、現状ではデザインスキルに自信がなくても、学ぶ意欲があれば問題ありません。興味があるかどうかを重点的に考えると良いでしょう。
造園業に向いている人の特徴
ここでは、造園業に向いている人に共通する4つの特徴を紹介します。該当する場合は、造園業の仕事に対して前向きな気持ちで取り組める可能性が高いです。ぜひ参考にしてください。
植物が好き・興味がある人
植物に愛着がある人や、興味がある人は造園業に向いています。仕事に取り組む上で、植物に関する勉強が欠かせないためです。勉強そのものを楽しく取り組める人であれば、無理なく造園業の仕事を続けられるでしょう。
特に、趣味として家庭菜園をした経験がある人や、観葉植物の手入れをするのが好きな人におすすめです。
体力を使うことに抵抗がない人
造園業の職業は夏の炎天下や冬の寒い時期であっても、屋外で働くことが日常茶飯事です。また、雨が降っていたり風が強い中で働くケースも想定されます。そのため、体力を消耗することに抵抗がない人は、造園業に向いていると言えるでしょう。
これまでに力仕事に取り組んだことがある人・日常的にスポーツをしている人であれば、強いストレスを感じることなく仕事と向き合える可能性が高いです。
デザインの勉強を積極的にできる人
造園業の仕事をする上で、デザインの勉強は欠かせません。庭造りによって依頼者や社会に貢献するためには、デザインに関する知識や経験が豊富であることが求められるためです。自ら積極的にスキルアップのための勉強ができそうな人は、造園業への就職や転職を検討してみてはいかがでしょうか。
コミュニケーションスキルに自信がある人
造園業は、黙々と庭造りをすることだけが仕事ではありません。依頼者へのヒアリングや進捗報告が必ず発生します。また、同僚や上司と協力して仕事を進める機会も多いです。そのため、コミュニケーションスキルに自信がある人も、造園業への適性があるでしょう。
造園業で役立つ資格は3つ。樹木医・造園施工管理技士・造園技能士
造園の職業は資格がなくても出来ますが、業務の幅を広げるためには深い知識・技術が必要です。資格取得によって、請ける業務が増え、より大きな仕事に関わることもできます。よく知られる樹木医は、民間の資格ですが、伝統を背負った古木から街路樹の安全管理まで、樹木のスペシャリストとして欠かせません。
造園施工管理技士・造園技能士は、造園に関する国家資格です。造園技能士は、庭づくりの確かな知識・技術を証明するもの。就職・転職時に非常に有利で、造園業でキャリアアップを目指すのであれば必須の資格です。
施工管理の最難関資格とも言われる造園施工管理技士は、大きな造園会社・建設会社で現場工事の主任技術者・監理技術者として活躍します。これらの資格は、知識・技術だけでなく相応な実務経験も必要です。
植木屋ってどう?造園会社の就職・転職について【女性は?】
造園業は学歴・経歴不問。中卒でこの業界一本という人もいれば、脱サラして第二の人生として植木屋をスタートする人も少なくありません。親方から経験で学ぶという昔ながらの業界ですが、近年のガーデニング人気から、造園業の女性進出も増えてきました。
また、基本的に残業はないため、体力のある人は仕事が終わった後に自由な時間を過ごせるという点もメリットです。
個人宅の仕事を請け負う企業か、公共工事専門の企業を選ぶかで、仕事の内容も働き方も変わります。
造園業への就職・転職を成功させるためのポイント
これから造園業の仕事に挑戦したい人は、就職活動や転職活動を進めるにあたって押さえておくべきポイントがあります。3つのポイントについて正しく理解し、「こんなはずじゃなかった…」といった後悔を未然に防ぎましょう。
業界や仕事内容への理解を深めておく
まずは、造園業の業界・仕事内容に関して理解を深める必要があります。あまり知らない状態で仕事を始めてしまうと、ミスマッチによって強いストレスがかかったり、すぐに辞めてしまったりする恐れがあるためです。
SNSなどで造園業の職業をしている人の発信をチェックする方法や、造園業を生業としている人から直接話を聞く方法がおすすめです。積極的に情報収集を行いましょう。
造園業の仕事が自分に向いているかよく考える
造園業がどのような業界・仕事なのか理解できたら、自分に適性があるか考えていきましょう。これまでの人生を振り返り、植物に触れる機会が多かった人や、体力を使う仕事に慣れている場合は、向いている可能性が高いです。
一方で、植物に対する興味がない・室内でできる職業を探している、といった場合は、向いていない恐れがあります。丁寧に自己分析をした上で、じっくり検討しましょう。
慎重に会社・求人選びに取り組む
一言で「造園業」といっても、会社によって社風や業務形態はさまざまです。造園業の仕事自体には適性があっても、会社との相性が悪いと楽しく働くことが難しくなってしまいます。
そのため、応募する企業は慎重に選びましょう。会社の公式サイトを確認することはもちろん、口コミサイトなどで実際に働いている人による評判をしっかりとチェックするのも効果的です。自分に合った企業に就職できれば、長期的に働き続けられるでしょう。
造園業を辞めた人の転職先
日本の伝統を支え、地域の緑化に貢献する造園業。やりがいはあるものの、離職率が高いのも実際です。
では、造園業を辞めた人は次にどのような職業に就いているのでしょうか。
①花屋・植木の販売業で元造園業のキャリアを活かす
造園業時代の知識・経験を生かし、フラワーショップや植木の販売業に転職するパターンです。造園業で働いていた女性の場合、花を扱う仕事に特化したくなった結果、花屋の転職やガーデナーを目指す人もいるようです。
植木販売を専門とする業者もあり、ハウジングメーカーや造園業者から発注を受けています。
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②植木を植える仕事
植木の手入れをする仕事ではなく、植木を植える仕事もあります。個人宅に小さなシンボルツリーを植えるのはそれほど難しくありませんが、商業施設の10メートル級の高木を植える場合は、その樹木に応じた知識・技術が必要です。
植林はやり方が悪ければ根付かず枯らしてしまうことも珍しくありません。植樹の仕事であれば、造園業時代に得た知識を活かすことができます。
③土木建築や塗装業の職人
造園業によっては、土木工事も請け負っているため、土木建築業や塗装業に転職する人もいます。剪定の仕事で高所作業に慣れている場合、その経験を生かして住宅屋根の塗装業の仕事を選ぶこともありでしょう。
造園の仕事が少ない閑散期に、土木建築・塗装業の職業を請けることもあります。
④ガーデニング特化した会社(西洋の造園業)
日本庭園のお手入れや庭づくりから、西洋の造園に興味を持つパターンもあります。
ガーデニングを学ぶために留学する人もいれば、海外の造園会社に就職する人も。ジャンルは違うものの、同じ造園業で活躍し続けています。
まとめ:造園業はきついがやりがいもある仕事
今回は、「造園業の就職・転職はやめとけ」と言われる理由と、造園業で得られるメリットまで、実際に働いていた人たちの声を紹介しました。
どんな職業にもメリットとデメリットがあります。3Kと呼ばれる仕事なだけに、年収・過酷な環境に辞めてしまう人もいますが、仕事の中で得られるものは「生涯のやりがい」や、自然から得られる喜び、そして、文化財管理やランドマークの開発という他ではできない経験もできます。
造園の世界は深く、勉強をするほどできることも収入も増えていくものです。その魅力を知り、未来の日本文化を支える職人を目指してみませんか?
この記事を読んで、植木屋・造園・庭師の求人に興味を持った方はいませんか?
庭革命では現在、正社員、アルバイト、を大募集しております!
「他社の植木屋・造園会社」には無い、ホワイトな新しい待遇と働き方をお約束。求める人材は挑戦的な志をもつ人。昔ながらの職人気質な働き方に嫌気をさした方は、ぜひご連絡ください。
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