【植木屋のアルバイトはきつい?】仕事内容や給料、年収についても解説
2021/07/15
植木屋のアルバイトと聞いてどんな仕事内容を想像しますか?雇われたところで力仕事なのに低賃金。きついだけで何も身にならない。そう考える人も多いでしょう。
しかし、実際はそのような事はなく、さまざまな仕事内容があり未経験でもアルバイトが可能です。では、植木屋には具体的にどのような仕事内容があるのでしょうか?
この記事は、庭師・植木屋と言われているアルバイト内容について紹介していきます。造園業に興味がある人はチェックしてみてくださいね。
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目次
植木屋のアルバイトの仕事内容は親方(上司)のお手伝いがメイン
- 植木屋のアルバイトの仕事はどんな内容?
植木屋のアルバイトの仕事内容は、上司である親方のお手伝いがメインです。お手伝いとは、主に剪定枝や草刈り後の『回収作業』。
造園関係の専門学生、未経験者関係なく初めは回収作業が仕事内容がメイン。それだけ?と驚く方もいるかもしれませんが植木屋にとって1番重要と言っても過言ではないほど大事な作業です。
作業に入る前よりも、美しい状態でお客様のお庭を仕上げられるか否かでリピート率が変わってしまします。小さい葉や枝が残っていないか、注意しながら作業することがおすすめです。
植木屋のアルバイトの給料はいくら?
- 植木屋のアルバイトの給料はいくら?
植木屋のアルバイトの給料は日当¥8,000〜¥15,000円程度で専門学校在学生者や造園関係の資格所持者だと優遇があります。
また、アルバイトの月日を重ねると未経験スタートでも日当が上がる会社もあります。
月日を重ね経験を積むことで上司に認められ、少しずつ日当が上がっていくのが一般的な植木屋での給料事情です。
植木屋に就職した時の年収はいくら?
造園業界での平均月収は、
- 20代 15万~20万
- 30代 20万~25万
- 40代 35万~50万
が相場のようです。年収にすると200万円~500万円くらいです。就職したての20代のうちは修行の身でもあるので、お世辞にも稼ぐことはできません。
ただし、独立すれば若くても1000万以上の年収を得ることは可能です。独立したいと考えているのであれば、若いうちに先輩の庭師さんから技術を盗んでおきましょう。
植木屋の仕事内容
植木屋と聞いてどのような仕事内容を想像しますか?
実は街のあちこちで作業をしており、1度は目にしたことがあるかもしれません。
植木屋の仕事内容は大きく分けて6種類あります。
- 剪定
- 草刈り
- 伐採
- 抜根
- 刈り込み
- 消毒
この他にも多種多様に存在しますが、今回はアルバイトでよく現場に入る基本の6種類を紹介していきます。
1.剪定
剪定は、植木屋であれば最も頻繁に作業します。公園や街路樹などの大きな木や、法人やショッピングモールに多数ある樹木の形を整えます。
個人のお庭では、樹木のことを考え季節や枝を見て、鋏を起用に使用し剪定していきます。
アルバイトは、職人が剪定した枝をトラックや、パッカー車と言われる剪定枝専用の回収車に乗せていきます。
2.刈り込み
刈り込みは剪定とは違い、単純に高さや幅などの外形を整える為に刈込鋏で形を整える作業をいいます。 生垣やトピアリーは刈り込みで仕上げるのが一般的。 アルバイトは刈り込んだ後に出た葉を回収していきます。
剪定枝よりも葉が細かいので、回収するのが一苦労。作業終了後に1枚たりとも残さないことが大切です。
3.伐採
伐採は、大きくなってしまってこれ以上敷地内で生育できない木や、枯れてしまって生育困難な木を根元から切る作業のことをいいます。
大きな木は1度で根元から伐採せず、上の方から何回かに分けて切断作業が行われることが多いです。何回かに分けても大きすぎてかさばる為、アルバイトが幹や枝を小さくしてトラックに乗せます。
4.抜根
根元から切る伐採に対して、土の中に広がっている根っこまで掘り取ることを抜根といいます。アルバイトは、ある程度土を掘り根っこに沿って掘削していくことが重要。
抜根作業は、塀の近くに植栽されいたり、縦に深く根付いている場合等立地環境によって、全て綺麗に回収できない場合もあるので、全ての木ができるわけではありません。
5.草刈り
草刈り作業は、アルバイトが最も行う作業で大きく分けて2種類あります。
・手作業で行う『草むしり』
・草刈り機を使用する『機械刈り』
最初は手作業で草むしりを手伝い、慣れてくると機械で除草作業をさせてもらえます。また、草刈り機を用いて作業を行うと草が飛び散る為、コンパネという板を利用します。
上司が機械刈りをしている側でアルバイトがコンパネを持つことで周りの車や、他の植物に草が飛び散らないようにします。ある程度草刈り後の草が溜まったら、トラックに運ぶのもアルバイトの役目です。
6.消毒
消毒は、害虫や病気などの症状にあわせた薬剤を散布し、植木の品質を保つために大切な作業です。主に個人邸で行うことが多い作業になります。梅雨から夏にかけて害虫や、病気が発生しやすいので、小まめに行うことがポイント。
主に剪定や草刈りなどが終わる終盤に散布します。場合によっては、消毒だけ行う個人邸もあるので規模や量によってはアルバイト1人で任されることもあります。
植木屋の仕事がきついとい言われる理由
一般的に植木屋の仕事はきついといわれています。何故、きついといわれているのでしょうか。主に挙げられる理由は、以下の内容が主な理由です。
- スキルや技術を身につけるまで時間が掛かる
- マニュアル(MT)の運転が基本
- 土草で汚れる
- 夏場は毛虫などの虫刺されが多い
- 親方(上司)の教育が厳しい
- 高給が稼げるまで時間が掛かる
多く耳にする内容がこの6種類。詳しく説明していきます。
1.スキルや技術を身につけるまで時間が掛かる
植木屋は、職人の中の職人です。スキルや技術がないと実際に剪定や庭造りはできません。最初の仕事は、何度も言うように上司の剪定枝や草刈り後の『回収作業』。
回収作業をしながら、先輩の技術を目で盗んでおくことが大切です。目で盗んでおくことで、ある程度理解し上司に教えてもらえるので、実際に剪定や伐採作業をする際はスムーズにできますよ。
2.マニュアル(MT)の運転が基本
植木屋はトラックでの移動が基本。さらにアルバイトや、修行中の新人が運転をするのが基本中の基本です。荷台には、作業に使用する脚立や掃除道具を積みますし、山坂を運転するのでギアがあるマニュアル(MT)が基本です。
普段オートマチック(AT)で慣れていると、交差点や山道でのエンストが不安ですよね。運転テクニックの好みは、上司によって異なるため褒められる時もあれば、注意される場合もあるので、緊張感のある運転になります。
3.土草で汚れる
天気によって左右される職業ですが、大雨ではない限り作業は決行されます。前日や当日の雨の状況で現場の土壌環境が大きく変わります。
回収作業要員であるアルバイトは、作業用手袋をしていても小さな隙間から土が入り、指と爪の間まで汚れてしまいます。
また、土が泥濘んでいると足袋に泥が付きやすく足が滑りやすくなるので転倒すれば、作業着全体が汚れてしまうので、注意が必要です。
4.夏場は毛虫などの虫刺されが多い
樹木にはさまざまな害虫が潜んでいます。特に梅雨から夏にかけてはチャドクガや毛虫が多く、長袖を着用していても気付かないうちに刺されていて1日が終わる頃には体全身が酷く赤くなり、痒くなっているということがザラにあります。
虫除け対策をしてもどうしようもない害虫の場合は、ガムテープを使用してチャドクガのトゲを抜いたり、虫刺されの薬を塗ったりと後のケアをすることが重要です。
虫刺されの場所が痒くて作業する際に集中力が切れてしまうのは、ストレスになりかねないので怠らずにケアすることをお勧めします。
5.親方(上司)の教育が厳しい
植木屋業界が厳しいと言われている理由は、親方(上司)の教育が厳しいと言われているのが1番の理由でしょう。
作業が遅い、指示したことと少しでも違うことをしてしまうと、怒鳴られるのは当たり前。激しい上司だと手や足が出ることもしばしば。
しかし、植木屋とは上記の罵詈雑言を教育的指導だと履き違えている上司(親方)が会社に1人は当たり前のように存在します。
そして、怒鳴られても叩かれても『植木屋だから仕方ない』と周りにも片付けられてしまい、最終的には自分自身も反面教師になってしまう可能性が出てきてしまうのです。
6.高給が稼げるまで時間が掛かる
植木屋は、アルバイトからそのまま就職することが多く、初任給は16万円~20万円程度。一般的な企業より低めの設定となっています。
ただし、経験を積んで資格などを取って仕事の幅を広げていけば給料アップが望めますが時間がかかります。しかし、ある程度経験を積めば年収は300万円~500万円程度が相場です。
また、植木屋に関連する国家資格はたくさんあるので、その資格を所得していけば給料がアップすることは可能となります。雇い主の方針が影響しやすい職業ですので、職場選びはとても重要です。
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植木屋の仕事のやり甲斐を感じるポイント
では、なぜ植木屋でアルバイトをする人がいなくならないのでしょうか?
以下の理由があげられます。
- 毎日同じ仕事をする事がなく飽きない
- 綺麗に完成した時の達成感
- お客様の声が直接聞ける
職人の厳しい世界で、植木や業界が存在し続ける上記3点の理由を紹介していきます。
1.毎日同じ仕事をする事がなく飽きない
植木屋は、個人邸の石施工や植栽などの庭造りから、公共施設である街路樹での樹木の剪定、伐採/抜根まで幅広い街のみどり環境を手入れしていく仕事です。
そのため、毎日異なる現場に行くことができるので仕事するにあたり飽きることがないのは魅力の1つですよね。
また、作業場所も都道府県による地域性や生育環境により樹木やお庭は異なるので、剪定や消毒、伐採の仕方は無限大。アルバイトのうちに様々な現場に連れて行ってもらい、目を肥しておくことが大切です。
2.綺麗に完成した時の達成感
個人邸や公共施設で剪定作業をすると、作業前と作業後を比較して見てみると樹形が整い、目に見えて植木屋は最後に行う掃除が会社としての腕の見せ所。『来た時よりも美しく』作業することが庭師としての心得です。
つまりアルバイトの仕事である、回収作業は1番真髄の部分。お掃除は樹木の葉や草刈り後の草を残さず、トラックに積み込みましょう。
3.お客様の声が直接聞ける
庭を手入れして、『綺麗にしてくれてありがとう』と声をかけてもらう時、植木屋冥利に尽きると思う瞬間ですよね。植木屋は外仕事で唯一お客様からの声が職人に届く職業です。
当たり前のように仕事をこなす日常の中で、お礼を言ってもらい気に入っていただけたら今後お客様と長い付き合いができます。お客様とお庭の月日を共にできるのは植木屋だけです。
まとめ
今回は植木屋のアルバイト事情について紹介しました。専門学生や未経験採用は関係なく、初めのうちは上司である親方のお手伝いとして剪定枝や草刈りの回収作業がメインです。
上下関係を含めた仕事環境がきつい、厳しいと言われていますが、最近は風通しをよくしようとしている会社も増えてきています。
社風によって教育内容は様々なので、1度面接をしてみて何社か検討してからアルバイトに挑戦してみるのも良いかもしれません。