【小石川後楽園】東京ドーム隣接の東京で最も歴史ある庭園

東京都文京区後楽にある都立公園『小石川後楽園/こいしかわこうらくえん』は、江戸時代初期の水戸徳川家にゆかりを持つ大名庭園です。

東京ドームの前身「後楽園球場」と隣接し、その広さは7万平方メートル。国の特別史跡及び特別名勝にも指定されました。

今回は、大名庭園の趣き深く、季節の花で1年を通して楽しめるスポット「小石川後楽園」をご紹介いたします。

この記事を読んで、「小石川後楽園」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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目次

小石川後楽園とは?

小石川後楽園
小石川後楽園とは?

小石川後楽園は、水戸徳川家上屋敷内に当時の技術の粋を集めて造られた、築山泉水回遊式の大名庭園です。

歴史ある大名庭園の中でも、小石川後楽園は東京で最も歴史ある庭園。

その歴史は、なんと江戸時代初期から!

現存する数ある都立庭園の中でも、特別史跡と特別名勝の2つの指定を受けているのは、浜離宮恩賜庭園と、この小石川後楽園だけなのです。

小石川後楽園の5つの見どころ!

その歴史は400年。水戸黄門で有名な水戸光圀公が完成させた庭園です。

大泉水と呼ばれる池を中心に、川や橋がかかり、四季を通じて様々な顔を見せてくれる広大な庭園。

風情たっぷりな庭園の見どころ5つをご紹介いたします。

1【大泉水】琵琶湖をイメージしている景色を堪能しよう

築山泉水回遊式庭園(つきやませんすいかいゆうしきていえん)という様式で作られた小石川後楽園は、池を中心に茶室や田・林などを繋げて散策するというものです。庭園を歩き回り、いろんな位置から観賞することができます。

小石川後楽園中心の池「大泉水(だいせんすい)」は琵琶湖をイメージしたもの。当時はこの池にて、大名が舟遊びをしていたそうです。この大泉水を中心に散策できるよう路が作られています。

琵琶湖以外にも、日本各地の景勝をイメージした山や川、田園が再現され、当時の庭園の世界観と技術の高さを知ることができます。

2【しだれ桜】樹齢60年越えの迫力!

しだれ桜

以前は樹齢100年以上のしだれ桜が存在していました。

現在は別のしだれ桜が植えられ、その樹齢は60年以上と言われています。毎年3月末からの桜まつりでは、このしだれ桜を見るために多くの観光客が集まります。

3【小廬山】山頂から庭園を見るのも◎

小廬山への道
小廬山の名前の由来は?

中国の景勝地・廬山に似ていることから名づけられました。

小廬山(しょうろざん)は、円い小山の築山(つきやま=人工的に作られた小山)で、当時の儒学者・林羅山が名づけました。

現在の小廬山はオカメザサに覆われており、その頂へと昇る途中に、大堰川(おおいがわ)や大泉水を望むことができます。

4【円月橋】水面に反射した様子を見ると….

円月橋

円月橋(えんげつきょう)と水面に映る像が繋がり、あたかも満月のような風情。

この計算されつくした橋は、水戸光圀の時代、明の儒学者である朱 舜水(しゅ しゅんすい)によるものと言われています。現在、この円月橋を渡ることはできませんが、写真スポットとして外せない場所です。

5【稲田】庭園の中に稲田!?

田園とかかし

築山泉水回遊式庭園とは、池を中心に茶屋や田園、林が作られています。広大な小石川後楽園の北側には、田園風景が広がり、梅林や藤棚の他、なんと稲田があるのです!

水戸光圀公が農民の苦労を伝えるために作ったと言われており、民に寄り添う名君の思いが残されています。毎年文京区の小学生による田植え・稲刈りが5月・9月に実施されています。

小石川後楽園は四季で楽しみ方が変わる!

庭園とは巡る四季を楽しむもの。小石川後楽園の四季を彩る花木をご紹介いたします。

【春】しだれ桜が一番綺麗に見れる時期!

しだれ桜

小石川後楽園入り口正面には、5本のしだれ桜があり、数多くのソメイヨシノとともに毎年美しい桜色で多くの観光客の目を和ませています。

しだれ桜、ソメイヨシノの他、東京都内ではなかなか見ることができないウコンザクラもあり。様々な種類の桜を一挙に楽しむことができる贅沢な時期です。

【夏】稲刈りのイベント

稲刈り

庭園北側には、田園の風景を再現。農民の苦労を伝えるために光圀公が作らせたという田園は、このエリアのメインとなるものです。

毎年5月に田植え、9月に稲刈りを、地元小学生の手で行っています。長閑な風景は、都会にいることを忘れてしまいそうですね。

【秋】紅葉まつりで季節の訪れを!

紅葉

毎年11月下旬~12月上旬に開催される紅葉まつり。園内の紅葉が真っ赤に色づき、たくさんの人が紅葉を一目見るために集まってきます。

モミジやイチョウなど、落ちた葉による紅葉の絨毯は、さながら紅葉絵巻。写真に撮ってもなかなか残しきれない情緒を感じさせますね。

【冬】雪吊りなど普段見れない飾りを見れる

雪吊り

冬の雪から樹木を守るために縄で保護する「雪吊り」は、庭園以外の場ではなかなか見ることができないもの。

2月開催の「梅まつり」では、約90本の紅梅・白梅が植えられた梅林が、冬の庭園を彩ります。花の少ない冬であっても、庭園は冬の花木が咲き誇り、年中楽しめるようになっています。

小石川後楽園の基本情報

小石川後楽園の入場料や営業時間等、お出かけ前にチェックしておきましょう。

小石川後楽園の入場料

入場料
・中学生以上300円
・65歳以上150円
・小学生無料
・都内在住・在学の中学生は無料
・無料公開日:みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)

小石川後楽園の営業時間

開園時間:午前9時

閉園時間:午後5時(最終入園は午後4時半まで)

休館日:年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)

小石川後楽園へのアクセス

電車を利用する場合
・都営地下鉄大江戸線「飯田橋」から徒歩3分
・JR総武線「飯田橋」東口から徒歩8分
・JR総武線「水道橋」西口から徒歩8分
・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋から徒歩8分
・東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」(M22・N11)から徒歩8分

駐車場
専用駐車場はございません。
・東京ドーム付近のコインパーキングがたくさんあります。

小石川後楽園を詳しく知りたいならガイドボランティアを利用しよう

ガイド

歴史・景観・植物・園内の文化施設…400年の歴史を持つ小石川後楽園の楽しみ方はたくさんあります。

ガイドボランティアは、30代の会社員の方から80歳近い人生の大先輩まで、約50名。小石川後楽園を愛する人材が揃っています。

活動日は土日祝・月曜日。大きなイベント(しだれ桜のシーズン・紅葉まつり・梅まつり)の開催時は随時対応しているようです。

小石川後楽園のまとめ

広大すぎる小石川後楽園は、四季とともにその魅力が変わるため、何度も通う楽しみが生まれます。季節の花を愛でたり、歴史的側面から庭園全体を見たりと、楽しみ方は無限大です。

小石川後楽園の周辺には、東京ドーム、東京ドームシティ、後楽園ホールなど、多数の施設もあり、周辺一帯で楽しむことができるスポットです。

この記事を読んで、「小石川後楽園」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
庭革命では、庭造りなどの見積もりを無料相談することができます。
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