ユスラウメの剪定方法!育て方や挿し木での増やし方も徹底解説

ユスラウメの適した剪定方法や剪定時期についてご紹介いたします。人気の庭木のひとつでありかわいらしい花や実が魅力的な樹木です。

枯れてしまわないための対策方法のほか、育て方など詳しく解説いたしますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

ユスラウメの特徴

ゆすら梅は梅に似ている花を枝いっぱいに咲かせるという特徴があります。また梅雨に向けてだいたい1cmほどの真っ赤な果実をつけ、花と実のどちらもかわいらしいことで知られています。

また熟した果実は生食も可能です。中国原産の樹木ではあるのですが、江戸時代の初期にはすでに栽培されていました。

小さめの果実をつける樹木で当初は桜桃と呼ばれていたもののさくらんぼと混同しがちであることからユスラウメと呼ばれるようになったのです。

花や実がかわいらしい!

ユスラウメ

ユスラウメは春ごろに白やうすピンク色の花をたくさん咲かせることから愛されている樹木です。小さめの実もかわいらしい見た目をしていますし、甘酸っぱくそのまま食べるだけではなくジャムなどにも出来ます。

一見するとさくらんぼのように見えるのも特徴的でしょう。またユスラウメの花には「輝き」「ノスタルジー」などの花言葉があります。

庭先に植えられているユスラウメの実を子供のころに食べたことが思い出される、という情景からつけられました。

ユスラウメの剪定時期

ユスラウメだけではなく庭木や生け垣などを育てるときは、剪定が必須となります。伸びすぎてしまった枝を除去したり、風通りをよくして害虫や病気の対策をおこなったりするのです。

よりユスラウメを健康的、かつ実の付きが良くなるようにきちんと剪定時期を把握しておいてください。剪定はいつでもしていいわけではありません。適した時期をまとめましたので参考にしてください。

【11〜3月】ユスラウメに優しい最適な時期

ユスラウメ

ユスラウメにやさしくて適した剪定の時期は11月〜3月頃です。落葉樹と言われる種類の樹木で休眠期間が11月〜3月頃だからです。逆に暖かい時期に差し掛かると、成長を妨げてしまう可能性があります。

適した時期以外で剪定することによって枝の切り口から樹液が流れていってしまうのです。これによってユスラウメ全体が弱くなったり切り口から雑菌が入り病気にかかってしまう危険性だってあります。適した時期を守りましょう。

【5月】実の間引きを行う

ユスラウメ

5月頃までに剪定を完了させたら、その後は間引きを行います。5月頃は実が付き始めますが、あまりに多くつき過ぎているような場所を中心に間引いていきましょう。

実がなり過ぎてしまっていても、木の栄養分が実だけに流れていってしまうので樹木全体の健康にはあまりよくないのです。木全体の元気がなくなれば、次の年には実が付きにくくなるので注意が必要です。

ユスラウメの剪定方法

ユスラウメの適切な剪定時期について把握出来たら、続いては剪定方法についてもきちんとチェックしておきましょう。目的によって行う剪定方法は異なります。

それぞれ剪定方法の特徴を詳しく解説してまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。手当たり次第に枝などを除去してしまわないようにしましょう。

【透かし剪定】日当たりをよくする

ユスラウメ

ユスラウメの剪定において重要なのは透かし剪定です。これはおもに日あたりを良くしたり風通しをよくして湿気を発散させるという目的があります。日あたりが悪い状態のままだと、光合成が行われませんから栄養が充分作られません。

また湿気が滞ってしまうと害虫が発生してしまったり、排泄物によって樹木が病気にかかってしまう危険性があります。込み合っている枝や枯れてしまっている枝、真上に伸びて長くなった枝を切り落としていきましょう。

【強剪定】樹形を整える

庭木の剪定

樹形を整える剪定を強剪定と言います。古くなった枝を切り落としていくのと同時に、全体を確認したのちに明らかに形を崩しているような枝を剪定していきましょう。

剪定ばさみを使って剪定していくのが最適ですが、太くて切り落とせないような枝は剪定のこぎりを使用してください。とくに樹形を整えるような強剪定は休眠している11月頃が適しています。

枯れてしまう・実がならない原因は?

ユスラウメ

ユスラウメが枯れてしまったり実がならない原因として考えられるのが「日照不足」や「水はけの悪い土」です。上記でも挙げられていたように、日あたりが悪いと樹木の中で栄養が充分に作られません。

また土の水はけが悪い場合、生育不良や病気に繋がってしまうでしょう。根っこから腐ってしまうことも珍しくはありません。枯れてしまったり実がならない場合はユスラウメの環境を確認してあげてくださいね。

ユスラウメの育て方

剪定によってユスラウメの環境を整えてあげる以外に、適切な育て方についても見ておきましょう。水やりの頻度や害虫対策などきちんと把握しておきたい内容を詳しく解説いたします。

ユスラウメの苗をしっかりと成長させるために把握しておきたいですね。

水やりや肥料やりの頻度

じょうろ

まずま水やりについてですが、ユスラウメは実は湿気に弱い樹木です。鉢植えにする場合は特に注意が必要です。

頻繁に水やりをしてしまうと育成不良に繋がりますので、土が乾燥したタイミングで水を上げてください。またお庭に直接植えているならば、自然の雨で十分です。

肥料を与えるのは木が休眠している冬、とくに2月〜3月くらいが適切な時期とされています。

休眠期間は肥料の栄養素を吸収しないのですが、木が成長し始めるまでに微生物によって分解され吸収されやすい状態となるので、その時期を待ちましょう。

害虫対策

カイガラムシ

樹木の育成において気を付けたいのが害虫の存在です。発生することによって病気に繋がるのでしっかりチェックしておく必要があります。ユスラウメはあまり害虫が大量に発生する樹木ではありませんが「カイガラムシ」が付くことがあります。

枝や葉っぱに1〜3mmほどの白い虫がついていたらカイガラムシが発生しているでしょう。樹液を吸って気を弱らせてしまいますので見つけたら直ちにブラシなどを使って除去してください。

また湿気が強いところに発生する傾向があるので風通しをチェックしておいてください。

「盆栽」や「挿し木」で育てるのも◎

鑑賞用でユスラウメを育てたい場合は小さくでも充分可愛らしくておすすめです。

難しい場合はプロの業者に依頼しよう

剪定

樹木の剪定は決して難しいものではありませんが、樹木が大きい場合やあまりにも枝が込み合ってしまっている場合は一人で行うのが困難になる可能性があります。

剪定が難しいのであればプロの業者さんに依頼するのがおすすめです。樹木の状態によって料金は異なりますのできちんと見積もりを出してもらって剪定をしてもらいましょう。

ユスラウメの剪定方法まとめ

ユスラウメは葉や実がとてもかわいらしく人気のある庭木です。きちんとした育て方や剪定によって手入れをしてあげれば自分の理想の形でたのしむこともできます。

害虫病気などに注意しながら、正しい時期で剪定を行ってください。

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