ツゲの剪定方法や剪定時期を徹底解説【庭木や生垣におすすめ】

ツゲの剪定は、育て方よって違うことをご存知ですか?

実際に育てている人のなかには、知らずに間違った育て方をしている人も少なくありません。 間違った剪定方法は、成長に悪影響を与えてしまいます。

そこで今回は、知っておいて損はないツゲの正しい剪定方法や時期、注意点など詳しくご紹介します! 健康で綺麗なツゲを育てるためにも、正確な剪定知識を身につけましょう。

この記事を読んで、「ツゲ」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次

ツゲ(つげ)の剪定方法・手入れ方法について

ツゲ科ツゲ属の「ツゲ(つげ)」は、日本生まれの常緑低木です。街中や公園などで見かけたことがあるという方もいるのではないでしょうか。

ツゲ(つげ)に似ている樹木に「イヌツゲ」「キンメツゲ」という植物があります。剪定や手入れが違うので、育てる前にツゲなのか確認が必要です。

見分ける方法は「花」と「葉」です。

イヌツゲの花は白く、葉に1枚ごとに互い違いの形になっています。続いてキンメツゲは、名前の通り花が金色に見えて、葉が小さいことが特徴です。一方ツゲ(つげ)は、花が黄色で葉が枝から均等になっています。

専門店では一緒に販売されていることも少なくないので、特徴を掴んで注意しましょう。本題の剪定についてですが、ツゲ(つげ)は生垣と庭木で剪定のやり方が違います。

生垣なら「透かし剪定」、庭木なら「間引き剪定」「強剪定」と剪定方法を変えることを覚えておいてください。また、弱っているときは無理に剪定をしないなどの配慮も忘れずに。

生垣のツゲ(つげ)の剪定は、全体のバランス確認が大切です。

剪定には、剪定バサミ植木用の電動バリカンを用意します。生垣を剪定は、箱状の四角をイメージして横並びに刈り込んでいきます。剪定をするときは、枝同士の混みあいをなくすように厚みを持たせましょう。

透かし剪定をして切り落とした枝や葉をそのままにしておくと、病気にかかる原因にもなるので必ず取り除きましょう。ただし、間引き過ぎると目隠しの意味がないのでやりすぎは禁物です。

ツゲ(つげ)が大きくなっていくと、剪定が手間なので、自分の手が届く高さに調整して刈り込むことをオススメします。

庭木のツゲ(つげ)の剪定方法|様々な剪定方法が可能に

ツゲ(つげ)を庭木で剪定するときは、玉づくりという丸い形に整えて仕立てます。「シザーハンズ」という映画で木を動物のような形に刈り込んでいるシーンをご存知でしょうか?

このような剪定方法を「トピアリー剪定」といいます。ツゲ(つげ)を庭で育てる場合、自由な形にできるので、好みの形にして楽しむこともできますよ。

剪定は、上から下の順番に刈り込んでいきましょう。全体的な刈り込みは「刈り込みバサミ」、細かい部分は「盆栽バサミ」を使って剪定すると綺麗に仕上げることができます。

注意点として、刈り込む際は上下を同じ長さにしないようにしてください。ツゲ(つげ)は上部の成長が早いので、上が育ち過ぎると下が重さに耐えられず、強風で折れてしまうおそれがあります。

バランス良く育てるためにも、上部は深めに、下部は浅めに刈り込みましょう。

ツゲ(つげ)の剪定時期とは|年2回剪定をする!

キンメツゲ

ツゲ(つげ)の剪定時期は、6月と9月の年2回。
これは同種の「キンメツゲ」も同様の剪定時期となっています。

6月は、春の成長を終えてツゲの成長が落ち着く時期です。この時期は、深めの刈り込みを行っても枝から新芽がすぐに出てくるので、しっかり剪定をして構いません。

9月の場合は、休眠期に入る前なので、枝葉の成長が遅くなります。剪定をするときは、樹形を整える程度にして刈り揃えていきましょう。

どちらの時期にもいえることですが、枝葉が弱っている状態が見られたら無理に剪定をすることはオススメしません。適度に様子を確認して、剪定するかどうかを決めるようにしましょう。

ツゲ(つげ)の剪定に必要な道具は?

剪定バリカン

ツゲ(つげ)を剪定する道具は、生垣か庭木かによって変わってきます。

生垣の場合、剪定の範囲が広くなるので「剪定バサミ」「電動バリカン」を使用しましょう。
とくに電動バリカンは、刈り込むのに力を使わなくていいので、剪定の労力をおさえて時短にもなります。細かい枝葉は剪定バサミで整えればOK。

次に庭木の剪定道具ですが、庭木のツゲは大きく高く育つので「刈り込みバサミ」を使いましょう。高さを出してそろえたいときは梯子の用意も必要となります。

これは必須ではありませんが、剪定が初心者の方が素手で剪定をすると怪我をするおそれがあるので、「軍手」の用意もしておくと安全に作業ができます。

ツゲ(つげ)の育て方のポイント

ツゲ(つげ)を健康に育てるためには、剪定以外にも適した育て方をする必要があります。
見た目は元気に見えていても、手入れが届かないツゲ(つげ)の内側部分の枝が、知らない間に枯れているなんてこともあるでしょう。

ツゲ(つげ)の正しい育て方を知っておけば、長い年月を健康に育てることができます。自分の育て方に不安がある方や、知っているけど復習しておきたい方は、次から紹介するツゲ(つげ)の育て方を参考にしてください。

2月ごろに肥料を与える|石灰をまくのがポイント

ツゲ(つげ)は、2月に寒肥として肥料を与えます。

まずは土壌作りとして、アルカリ性の土壌に石灰をまいて土を中和させます。そして株の周辺に穴を掘って、緩効性肥料もしくは腐葉土を土と混ぜ込みます。
穴を掘る時は、ツゲの根を傷つけないよう気をつけてください。

あとは根付くまで水やりをしていけば大丈夫です。根付いた後は、雨水だけで十分なので水やりは不要に。ですが、雨が続かない真夏の日や、乾燥が続くときは水を与えましょう。

ツゲ(つげ)の栄養不足は危険!

ツゲ(つげ)にとって栄養不足は、枝葉が枯れる原因となるので注意が必要。

このときに注目するのは、枝が密集しがちな内側です。内側の枝は、風通しや日当たりが悪いため、栄養が行き渡らずに枯れてしまいます。

剪定をするときに、外側だけでなく内側で邪魔している枝を間引いていきましょう。枝を均一な間隔にすれば、全体に養分を与えることができます。

健康に育てるためにも、剪定はしっかりしておきましょう。

ツゲ(つげ)の病害虫に要注意!|春~秋に発生するツゲノメイガ

ハダニ

ツゲ(つげ)を育てるときに気をつけておきたいことが、病害虫です。放置を続けると、最悪枯れてしまうこともあるので対処は早めに取ることをオススメします。

とくに春〜秋にかけて発生する「ツゲノメイガ」という害虫は要注意です。名前の通り、ツゲだけを食べる虫として有名で、ツゲを育てると幼虫として必ず発生するといわれています。

ツゲノメイガが発生すると、ツゲ(つげ)の葉が茶色に変わったり、葉が食べられているので比較的発見はしやすいです。見つけたらすぐに殺菌剤で駆除しましょう。

ほかにも、風通しが悪いと「ハダニ」「枯枝病」といった病害虫にかかることもあります。ハダニは水もしくは殺菌剤で駆除、枯枝病は剪定したときに、枯れた枝を刈り取って間引き剪定で対処すると良いでしょう。

ツゲ(つげ)の剪定は心配であればプロに任せても◎

  • 「剪定やお手入れをしないと分かってるけど、面倒」
  • 「ツゲ(つげ)が大きくなりすぎて剪定が大変」

ツゲ(つげ)の木を育てる方の多くは、このような悩みを持っております。たしかに少し放置していると、大きくなり過ぎたり病気にかかったりと何かと大変ですよね。

そんな時は、プロの業者に依頼することをオススメします。プロの業者なら、ツゲ(つげ)についての剪定や知識が豊富なので、手間なく綺麗に仕上げてくれます。

安心してお任せするためにも信頼できる業者を探すことが大切です。ネットの評判や実績を確認しておきましょう。

作業にかかる費用も確認しておけば無駄な出費をおさえることができるので、業者の方と見積もりの相談をしましょう。ぜひツゲ(つげ)の木の剪定や伐採は、プロの業者をご検討ください。

きっと綺麗でしっかりとお手入れしてくれます。

ツゲ(つげ)のまとめ

いかがでしたでしょうか。
最後にご紹介したツゲの内容についておさらいします。

  • ツゲは生垣と庭木で剪定方法が違う
  • 剪定時期は6月と9月の2回
  • 育て方によって剪定道具を変える
  • 春から秋の病害虫に注意
  • 剪定や手入れが大変ならプロの業者に依頼

以上です。

ツゲは、生垣として自宅の目隠し用に育てても良し、庭木で好みの形に楽しむのも良し。自分の好きなように育て方を変えれるところは、ツゲの素敵な魅力といえるでしょう。

これからツゲの剪定や、ツゲを育てる方のお役に立てたなら幸いです。

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