アカメガシ(レッドロビン)の剪定方法や剪定時期を徹底解説【生垣におすすめ】

時期によって数回の剪定を行うアカメガシ(レッドロビン)。
その剪定方法を間違ってしまうと、季節ごとに大きなダメージを与えるおそれがあります。

ですが、安心してください。アカメガシ(レッドロビン)の剪定は、コツさえ知っておけば簡単に行うことができます!

当記事を読んでいただければ、あなたのアカメガシ(レッドロビン)を綺麗な生垣としてきれいに剪定や栽培することができるようになるでしょう。 ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読んで、「アカメガシ(レッドロビン)」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次

アカメガシ(レッドロビン)の剪定方法

アカメガシ(レッドロビン)の枝は、上へ上へと伸びる性質を持っているので「アカメガシ(レッドロビン)を低くしたい」と剪定に困っている方が多くいます。

アカメガシ(レッドロビン)は、上部の枝ばかり伸びてしまって下の枝がスカスカになり、不格好で見栄えが悪くなりがちです。剪定をする時は、刈り込みバサミ剪定バリカンを使用して、成長の早い頂部から刈って高さを揃えましょう。

庭木として剪定範囲が広い場合は、ヒモを水平に張りながら刈っていけば、高さの調整をしながら剪定することができますよ。

刈り込む時は、楕円形もしくは長方形の形を意識して均一に揃えていくと、密度の高いバランスの取れた庭木になります。遠くから全体の形を確認しながら、作業していきましょう。

時期に応じて剪定方法を変える

レッドロビン

アカメガシ(レッドロビン)は、時期によって成長が違うので、剪定方法を変えましょう。

時期に合った剪定をしておかないと、来年に開花ができなくなったり、新芽が痛むなどの影響を受けてしまいます。

とくに春頃は、アカメガシ(レッドロビン)の成長速度も速くなるので、伸びた枝は細やかに「透かし剪定」をしましょう。透かし剪定をして、全体のボリュームを均一にすれば、栄養の行き渡る健康な木になります。

逆に夏のような暑い時期は、剪定をすると病害虫にかかってしまうので作業を控えるようにしてください。時期に合わせた剪定方法については、次項から詳しくご紹介させていただきます。

アカメガシ(レッドロビン)の剪定時期

アカメガシ(レッドロビン)は、年に2〜3回のペースで剪定をする必要があります。
その理由は以下の2つです。

・年に1度の剪定では、枝枯れを起こす原因になる
・成長が早いため、放置していると樹高が高くなる

とくに生垣で育てる場合、アカメガシ(レッドロビン)や同種のベニカナメの剪定時期は上記のような問題に悩ませられることも多いです。

地域によって若干時期は違いますが、数回の刈り入れは必ず行いましょう。年間の剪定方法について、順番にご説明いたします。

1回目は3~4月中に行う|形を整える程度

レッドロビンの生垣

1回目の剪定は、成長が早い春の時期です。これから成長していくことを考えて、枝の形を整えるように剪定しておきましょう。

アカメガシ(レッドロビン)の成長はとても早いため、「大胆かつ低めに」刈り入れをして大丈夫です。見た目を良く見せるためにも、枝は根本から切ることをオススメします。

スカスカの生垣にしないコツは、枝を切って枝分かれさせることで密度の高い形にすることが可能です。1年のはじまりといえる剪定なので、成長をゆっくり見守りましょう。

2回目は6月ごろに行う|伸びた枝を剪定する

レッドロビン

2回目の剪定は、アカメガシ(レッドロビン)に白い花が出る6月に行います。春から成長して、余分に伸びてきた枝を剪定バサミを使い、付け根から切って新芽を出しましょう。

初夏に剪定をしておくことで、夏本番ごろにはアカメガシ(レッドロビン)が綺麗な赤い芽を出します。7月〜8月に剪定をしてしまうと、切り口に負担をかけて病害虫が発生しやすくなるので、必ず夏本番前の6月ごろに剪定をしておきましょう。

夏の景色に合うアカメガシ(レッドロビン)の赤みは、景観を美しく保ち、オシャレ感を演出することができます。

3回目は9月ごろに行う|伸びすぎた枝を整える

伸びすぎた枝と、樹形を乱している葉を剪定バサミで切って、形を整えておきましょう。アカメガシ(レッドロビン)は、冬から春に向けて養分を蓄えておく必要があるので、不要な枝に栄養を与えることは避けておきたいです。

寒さが増してくる10月以降は、寒さにやられて葉が傷つく恐れがあるので、早めの剪定を心がけましょう。

ここまでの剪定を終えれば、また来年の同じ時期に繰り返しの作業をするだけなので、自分の予定に合ったスケジュール管理をオススメします。

 

アカメガシ(レッドロビン)の育て方について

アカメガシ(レッドロビン)を育てることは比較的簡単です。成長が早いので、定期的な剪定さえ忘れずに行なえば、健康に育ちます。

アカメガシ(レッドロビン)は、日当たりと風通しが良い場所なら、健康に育って病害虫の予防にもなります。

逆に日当たりが悪く、乾燥する場所で育てることは向いていないので、寒冷地などの環境で育てるには不向きな植物です。育てる環境はしっかり確認しておきましょう。

アカメガシ(レッドロビン)の数を増やしたいときは、6月の剪定をするときに、切った枝を「挿し木」にして何本か行なっておくと効果的です。

育てる基本となる「土作り」や「水やり」、「肥料」の作業方法についても順番にご紹介させていただきます。

いくら育てることが簡単とはいえ、間違った育て方をしないように気をつけましょう。

苗/苗木 レッドロビン 樹高0.8m前後 15cmポット ベニカナメモチ ベニカナメ れっどろびん 垣根 生垣用 苗木 植木 苗 庭木 生け垣 1本 1
季の香

①土作りのポイント|腐葉土がカギに

アカメガシ(レッドロビン)を植える場所を決めたら、穴を掘って腐葉土を2割ほど土と混ぜ合わせます。腐葉土を入れることによって、水はけが良く、通気性の高い土となります。

腐葉土が欲しいときは、ネットショップか、園芸用品のホームセンターで購入しましょう。

②水やりのポイント|少ない頻度でも◎

じょうろ

水やりは、アカメガシ(レッドロビン)が土に根付くまで重要な作業です。植え付けを行ったら、地面に馴染むまでの1週間は毎日欠かさず水やりを行いましょう。

その期間を過ぎたら、雨水で十分なので水やりは不要となります。アカメガシ(レッドロビン)に水を与え過ぎると枯れる原因にもなるので、乾燥する日が続くときに少量の水やりで問題ありません。

③肥料のポイント|肥料切れに注意!

アカメガシ(レッドロビン)が肥料切れになってしまうと、綺麗な葉の色が徐々に悪くなってしまいます。肥料を与えるときは、土作りで穴を掘った穴に「緩効性化成の肥料」を混ぜ合わせましょう。

この作業を行った後は、2ヶ月に1度のペースで有機肥料を株元の周りに与えます。与え過ぎると一気に成長するので、葉の様子を確認して肥料を調整しましょう。

アカメガシ(レッドロビン)の剪定に使う道具とは?

剪定バリカン

アカメガシ(レッドロビン)の剪定で使う道具は、初心者にも使える「剪定バリカン」です。刈り込みバサミの場合、刃が弱いので太い枝を切ろうとすると簡単にボロボロになってしまいます

剪定バリカンなら電動式なので、強い力を使うことなく綺麗に剪定をすることができます。最初は慣れるまで少し時間が必要ですが、使っていくなかで徐々に慣れていきましょう。

剪定をする時は、手も怪我をしやすいので軍手の用意もお忘れなく。

きれいに育てるためには病害虫に注意!

アカメガシ(レッドロビン)は病害虫に強い植物なので、大きな心配はありませんが、放置していると知らない間に発生していることもあるので注意が必要ですよ。

夏場に剪定をしたせいで病気にかかることもあるので、剪定時期を守ることも一つの予防策です。1度感染してしまったら、ゆっくりと病気は進行していきます。

アカメガシ(レッドロビン)の寿命を長くして、綺麗に育てるためにも日頃からケアを怠ってはいけません。アカメガシ(レッドロビン)に発生する病害虫について対策方法とともにご紹介していきます。

ゴマ斑点病|株が原因に!

株やカビの繁殖が原因で発生する「ゴマ斑点病」は、名前の通り葉や枝に斑点ができることから名付けられた病気です。株から株へと感染を続けるので、感染が進むと、落ち葉が増えて新芽も出なくなってしまいますよ。

放置しすぎると最終的には枯れるおそれもある危険な病気。雨が続く梅雨と秋に発生しやすいので、剪定や掃除をした時に発見したらすぐに取り除きましょう。

落ち葉から病気になることも少なくないため、適度な掃除が必要となります。

ルリカミキリ|すぐに増えてしまうので注意!

カミキリムシ

初夏(5〜6月)に発生する「ルリカミキリ」は、アカメガシ(レッドロビン)の株に卵を産み付けて、ゆっくりと株全体を食べていきます。

複数の株に卵をつけるため、大量に幼虫が成長して株を枯らしてしまいます。ルリカミキリがいる場所は、木くずが出ているので、発見したら殺虫剤を穴に向かって散布しながら駆除しましょう。

アカメガシ(レッドロビン)のように生垣として、幅広く育てていると害虫駆除も一苦労なので、専門の植木屋さんにお願いして薬剤散布してもらうのも一つの手段として考えておいてください。

「どうしても自分の手でなんとかしたい」という方は、ホームセンターにある殺虫剤を購入しましょう。

様々な種類があるアカメガシ|色彩豊かな品種

レッドロビン

アカメガシ(レッドロビン)の種類は、日本と海外によって少々違います。

カナメモチ属のアカメガシ(レッドロビン)は、別名「ベニカナメ(紅カナメ)」と呼ばれ、日本の「カナメモチ」「オオカナメモチ」を混ぜた交雑種となっています。

他にも「スカーレットパール」という新芽の赤色が鮮やかな種類も存在しますよ。どれも見た目に大きな違いがないので、混合されがちな植物ですが、レッドロビンの葉は他の種類より大きく柔らかいことが特徴。

アカメガシ(レッドロビン)を生垣にする作り方は、株の間隔を40〜50cm開けて支柱を植物と縄で結びます。このように植えることで均一な生垣となりますよ。

生垣の間隔を近くしてしまうと、全体が窮屈になるので適度な感覚を保つようにしましょう。

プロに任せてしまうのもきれいに見せる方法!

剪定

アカメガシ(レッドロビン)は、成長が早いので、剪定や手入れをしないとすぐに高くなり下がスカスカになり見栄えも悪いです。

とくに生垣で育てる場合、毎年数回に分けて剪定をしないといけないので、正直面倒になることもあります。剪定が初めての方は、必要な道具を揃えたり、病気の駆除に手間がかかることもあるでしょう。

そんな時は、プロの業者に剪定や手入れを依頼することをオススメします!業者の方なら、専門技術や知識があるので、安心して綺麗に仕上げてくれることが最大のメリットといえます。

業者に生垣の剪定を依頼するなら、以下の料金表を参考にしてください。

高さごとの剪定料金

・1m=1,000円
・1.5m=1,100〜1,500円
・3m未満=5,000円

※日当の場合は、10,000〜25,000円程度です。

上記の料金はあくまで目安なので、かかる費用について必ず業者の方に見積もりを相談しましょう。

また、業者によっては追加料金が発生することがあるので、作業を行ってもらう前に、料金について詳しく聞くことが大切です!

アカメガシ(レッドロビン)のまとめ

いかがだったでしょうか。自宅の生垣として育てれば、目隠し、防犯対策として大いに役立ちますよ。

年に3回の剪定が必要なので、手間に感じることもありますが、剪定や手入れをしていくうちに愛着が湧いていくので気長に育てることをオススメします!

アカメガシ(レッドロビン)の鮮やかな赤色は、あなただけでなく周辺を通る人達にも素敵な風景として鑑賞されることでしょう。

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