【じゃがいもの育て方】プランターや袋栽培にもチャレンジ!人気の品種と育て方を紹介

家庭料理でよく登場するじゃがいも。煮物や炒め物にしたり、電子レンジで温めてじゃがバターにしたりと、子供から大人まで大好きな野菜です。しかし、「家庭菜園はハードルが高い」「マンションやアパート住まいだから栽培できない」と諦めていませんか?じゃがいもは、初心者でも簡単に栽培できる野菜です。

この記事では、初心者でもできるじゃがいもの育て方を徹底解説プランターや袋栽培の方法も、ご紹介します。


この記事を読んで、「じゃがいも」の植栽や剪定、年間管理を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。

庭革命では、お庭造り・剪定・植栽などの、見積もりを無料相談することができます。その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

目次

じゃがいもとは

じゃがいもは、高さ1mほどに成長する、ナス科の多年草です。地下茎の一部が肥大化し、丸く膨らませてじゃがいもになります。原産は、南米アンデスの高原。涼しい場所を好むため、春先から植えることができますよ。

収穫は年2回で、春作と秋作に分かれます。植え付けた後は約3か月で収穫でき、初心者でも失敗が少ないことから家庭菜園で人気が高い野菜です。

上手に育て収穫するためには、輪作に注意してください。同じ場所で繰り返し栽培すると、生育不良になります。じゃがいもを植え収穫したら、2年は間をあけるようにしましょう。

項目詳細
作物名ジャガイモ
科属名ナス科ナス属
原産地南アメリカのアンデス山脈
輪作2~3年
春作に向く品種男爵イモ、メークイン、ニシユタカ、キタアカリ、レッドムーン、インカのめざめ、デストロイヤー、デジマ、きたむかい、紅あかりなど
春作の植え付け時期2月下旬〜3月上旬
春作の収穫時期5月下旬~6月の中旬
秋作に向く品種ニシユタカ、キタアカリ、デジマなど
秋作の植え付け時期8月下旬〜9月上旬
秋作の収穫時期11月中旬~12月上旬

じゃがいも の人気の種類10選!

「じゃがいも」と一言でいっても、種類は様々。品種によって、栽培しやすい時期や味わいが異なります。また、「春作向き」か「秋作向き」かも注目すべき点です。

こちらでは、 じゃがいも の人気の種類を10個ご紹介します。栽培したい!と思う種類を見つけてくださいね。

①男爵イモ

「男爵イモ」は、スーパーマーケットでもよく出回っている品種です。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

男爵イモは、1908年にイギリスから北海道の川田達吉男爵が導入したと言われています。揚げたり潰したりする料理に向いており、ホクホクしているのでコロッケやポテトサラダにするとよいでしょう。男爵イモは、春作向きのじゃがいもです。

②メークイン

「メークイン」も、男爵イモと同じくスーパーマーケットでよく見かける品種ですね。生まれはイギリスで、英語ではMay Queen(5月の女王)と呼ばれています。名前の通り、春作向けの品種です。

メークインは粘質。煮崩れしにくいため、煮物に適しています。また、芽は少なくて浅く、皮が剥きやすいのも特徴です。貯蔵後に甘くなりやすいため、たくさん収穫して じゃがいもをストックしておきたい方におすすめです。

③ニシユタカ

「ニシユタカ」は、長崎で生まれた品種です。暖かい土地で栽培するのに適しており、春と秋の二期作が可能。暖地以外で栽培するなら、春作向きです。

皮と果肉が淡い黄色をしており、春先に新じゃがとして出回る代表的なじゃがいもです。粘質で煮崩れしにくい特徴を持っており、煮物や炒め物に適しています。

④キタアカリ

芽が赤いのが特徴の「キタアカリ」は、男爵イモを親に作られた品種です。ビタミンCが豊富で、その含有量は男爵イモの1.5倍。他の品種と比べても、多く含まれています。

キタアカリは煮崩れしやすいですが、味は美味しいため煮物や炒め物など様々な料理で活躍してくれますよ。春作と秋作どちらにも向いています。

⑤レッドムーン

「レッドムーン」は名前の通り、鮮やかな赤色をしているのが特徴の春作向けの品種です。果肉は黄色く、熱を加えるとさらに濃くなるため、サツマイモのようにも見えます。形は、メークインに似ており、楕円形。表面は滑らかで、皮は剥きやすいです。

味はほのかな甘みとコクがあり、しっとりしています。粘り気が強く煮崩れしにくいため、煮物や蒸して食べるとよいでしょう。

⑥インカのめざめ

「インカのめざめ」は、非常に糖度が高いのが特徴です。一般的に、じゃがいもの糖度は5度。対してインカのめざめは糖度6~8度と、北海道で栽培されている品種の中でも希少。春作に向いています

また、抗酸化作用の強いカルテノイド色素が豊富に含まれています。そのため、果肉は濃い黄色。加熱するとホクホクとした食感を楽しむことができ、味付けせず蒸してそのままいただくのがおすすめです。

⑦デストロイヤー

「デストロイヤー」は、2000年に長崎で生まれた品種です。正式にはグラウンドペチカといい、レッドムーンの変異株を増殖させ新たに品種登録されました。レッドムーンはメークインの品種改良されたもの。デストロイヤーも同様にメークインの特徴を引き継いでおり、煮崩れしにくいじゃがいもです。

デストロイヤーはスーパーマーケットなど店頭で見かけることはありませんが、通販でお取り寄せが可能です。栽培時期は、春作向き

⑧デジマ

生まれが長崎の「デジマ」は、「出島」から名前が付けられました。肉質は粉質と粘質の中間で、煮ても揚げても美味しくいただけます。天ぷらやポテトフライ・煮物と料理の幅が広がるじゃがいもです。

暖地や中間地では二期作できますが、基本的には秋作向けの品種です。

⑨きたむかい

男爵イモによく似た丸い形が愛らしい「きたむかい」。甘みが強く、あまり味付けをしなくても美味しくいただけるじゃがいもです。きたむかいはビタミンとカリウムが豊富で、「大地のリンゴ」とも呼ばれています。

煮崩れしにくくホクホクとした食感が楽しめるので、煮物に最適。甘みが強いため、薄味でも十分に美味しく調理できます。春作向きの品種です。

⑩紅あかり

画像の手前から二番目の、薄赤い皮が特徴の「紅あかり」は、でんぷん質が高い粉質のじゃがいもです。火が通りやすいので加熱時間が短いのも特徴です。

例えば、コロッケやマッシュポテトなどの手間のかかる料理に使用すれば茹で時間が短く済み、調理の時短が可能。また、皮を剝いても変色しにくいため、色を綺麗に残せます。春作向きの品種です。

じゃがいもの種イモの作り方

じゃがいもを栽培するためには、種イモを用意する必要があります。スーパーマーケットに売っているじゃがいもを種イモにするのではなく、専用のものを用意しましょう。

食用のじゃがいもでは、育ちが悪く病気にかかりやすくなり、収穫ができない可能性があります。種イモは、種苗店や園芸店で手に入りますよ。よい種イモ」と「悪い種イモ」の見分け方は、次の項目で詳しく解説します。

よい種イモの特徴

よい種イモの特徴は、以下です。

  • 皮にハリがあるもの
  • 芽が分散しているもの
  • 重みを感じるもの

「よい種イモ」は、皮にハリがあり芽が分散しています。食用を選ぶ時と同じで、ハリがあるものを選びましょう。また、持った時に重みを感じるものを選んでください。中身が詰まっている、よい種イモの証拠です。

悪い種イモの特徴

悪い種イモの特徴は、以下です。

  • 皮にシワガ寄っているもの
  • 芽が集中して付いているもの
  • 重みを感じないもの

持った時に重みを感じないものは、水分が抜けてスカスカになっている可能性が高いです。養分が少ないため、生育が悪くなってしまいます。

じゃがいもの育て方

せっかく栽培するなら、大きくておいしいじゃがいもを収穫したいですよね。じゃがいもは初心者でも簡単に栽培できる野菜ですが、育て方を間違えると収穫できません。

また、春作向きのじゃがいもを秋に植えても、収穫できる見込みはありません。初心者は、簡単にできる春作向きの品種を選びましょう。ここでは、初心者でもできる春作向きのじゃがいもの育て方を解説します。

土づくり

じゃがいもを育てるには、土づくりが大切です。土に追肥や腐葉土、肥料を混ぜましょう。野菜の土作りで石灰を入れることがありますが、じゃがいもには不要。じゃがいもは酸性を好むため、石灰は入れないでください

石灰を入れてしまうと「そうか病」という病気にかかってしまう恐れがあります。土づくりに自信のない方は、市販の元肥入り腐葉土を使ってもよいでしょう。

種イモの芽出し(浴光育芽)

種イモに土をかぶせる前に、あらかじめ芽を出させます。これは「芽出し」といい、発芽を揃えて生育をよくするために行います。芽出しは、植え付けの2~3週間前に行いましょう。

やり方は、簡単。毎日朝~夕方まで、よく日の当たる場所に置くだけです。2週間くらい繰り返し行うと、赤や紫色の芽が出てきます。夕方以降は気温が下がるため、室内に取り込んでください

植え付け

植え付けをする際のポイントは、地域に適した時期に行うこと。適期より早くても遅くても、生育に影響が出てしまいます。春に植えるなら、2月下旬から3月までの間に行います。

また、水はけのよい場所を選ぶのも大切です。植える場所を決めたら、幅60~70cm・深さ10cmほどの上溝を掘りましょう。30cm間隔で植えたら、土をかぶせます。あまり深く植えてしまうと芽が出にくくなるため、気を付けてください。

芽欠き

芽欠きは、不要な芽を取り除くこと。1株当たりの芽の数を減らすことで、1つのじゃがいもにより多くの養分を与えることができます。細かい作業ですが、生育のよいじゃがいもにするためには大切な作業です。

植え付けから1か月ほど経つと、3~5本ほど芽が出てきます。草丈が10~15cm程度になったら、芽欠きを行いましょう。

追肥・土寄せ

追肥は、植え付けから約1か月後。芽欠きをするタイミングで行います。さらに2~3週間後に2回目の追肥を行いましょう。草丈が30cmほどになり、花のつぼみがつき始めた頃が目安です。追肥を行う際は、肥料が株に触れないように注意して下さい。

追肥をしたら、必ず土寄せもしましょう。じゃがいもは大きくなると、土の表面から出てしまいます。日の光が当たると緑色になり、有害物質のソラニンが多く含まれたじゃがいもができます。

花芽欠き

じゃがいもは、白や淡い紫の可憐な花を咲かせます。花が咲き終わるとトマトに似た実がなるので、できるだけ取り除くようにしてください。

花を咲かせ実をつけると、養分を取られてしまいます。 じゃがいもに多くの養分が行き渡れば、より美味しいものを収穫できますよ。

収穫

春植えの収穫は、5月下旬~6月の中旬頃。秋植えなら、11月中旬~12月上旬が収穫時期。植え付けから、約3か月後で収穫です。

茎や葉が8割方枯れて黄色くなったら、収穫のサイン。少し掘ってみて、もし実が小さければ大きくなるまで待ちましょう。じゃがいもは湿気を嫌うため、収穫するなら晴れが続く土の乾いた日を選んでください。

じゃがいものプランター栽培にチャレンジ!

プランター栽培は、気軽に家庭菜園を楽しみたい方におすすめです。マンションやアパート住まいで、庭がなくてもベランダでじゃがいもを栽培し収穫できますよ。

基本的な育て方や用意するものは、畑や庭で栽培する場合と同じ。プランターは、深さのあるものを用意しましょう。それでは、詳しく見ていきましょう。

プランター栽培で準備するもの

じゃがいもをプランターで栽培するために、以下のものを用意しましょう。

  • 種いも
  • プランター(深さが40cm以上のもの)
  • 鉢底石
  • 野菜用培養土
  • ジョウロ

基本的には畑や庭で栽培するのと同じものが必要です。プランター栽培なら、深さのあるプランターと鉢底石が追加で必要です。

プランター栽培のコツは?

ベランダで栽培するなら、南向きで日当たりのよい場所を選びます。じゃがいもは、風通しのよい場所を好みます。日がよく当たり風通しが良い場所に、プランターを置いてくださいね。

また、エアコンの室外機のそばに置くのはやめましょう。畑や庭と違い、プランターはじゃがいもにとって狭い場所。土の乾燥が激しい環境のため、生育に影響します。室外機の風が当たる場所は、さらに乾燥を増長させてしまいます。

じゃがいもの袋栽培にチャレンジ!

ベランダや狭い庭で家庭菜園をするなら、袋栽培もおすすめです。大きめの袋があれば、プランターを購入しなくても気軽に始められます。

袋は、培養土袋や麻袋を使用するのが一般的。可愛い柄付きの袋を使用しても、おしゃれですね。麻袋なら、ナチュラルな印象になります。それでは、じゃがいもの袋栽培について次で詳しく見ていきましょう。

袋栽培で準備するもの

袋栽培で必要なものも、基本的にはプランター栽培と同じです。プランターの代わりに、麻袋を用意しましょう。

  • 麻袋(600×1000mm位)
  • 種イモ
  • 野菜用培養土
  • ジョウロ

袋は、ホームセンターでも購入できます。近くにホームセンターがない場合は、インターネット通販で探してみてくださいね。培養土の袋をそのまま利用する場合、水抜き穴を下に開けて水が溜まらないようにしてくださいね。

袋栽培のコツは?

安定感のあるプランターと違い、麻袋は倒れてしまう危険があります。土を入れると重みで安定しますが、高さを出してしまうと倒れてベランダが土まみれになってしまうことも。

ですから、高さを出しすぎないか、紐でベランダの柵などにくくりつけるなどして、対策を取りましょう。大きめの袋を使用するのもよいですね。

【失敗しない!】じゃがいも栽培の注意点

じゃがいもの栽培を失敗しないために注意したい点は、以下の3つが挙げられます。

  • 水やり
  • 病害虫
  • 寒冷地での育て方

水のやりすぎは根腐れを起こすなど、生育に影響を及ぼします。また、ベランダで栽培する場合、病害虫が増えすぎると近隣トラブルに発展しかねません。北海道や東北地方など、寒冷地で栽培したい方もいるでしょう。

ここでは、じゃがいもを育てる際の注意点について解説します。

水やり

大きく育てたいからといって、水のやりすぎは要注意です。水を与えすぎると、じゃがいもが腐りやすくなってしまいます。畑や庭で栽培する場合は、植え付けの時以外はほとんど水を与えなくてもよいです。

プランターや袋で栽培する場合は、植え付けからしばらくは土が乾いたら水やりをしましょう。後半は乾き気味にしたいため、さほど水を与える必要はありません。

病害虫

じゃがいもの栽培で気を付けたい害虫は、アブラムシです。アブラムシは暖かい時期に発生し、湿気のある場所を好みます。アブラムシを発生させないためには、風通しのよい環境を作ってあげましょう。しかし、それだけでは完全に防ぐことはできません。必要であれば、薬剤を使って予防しましょう。

また、アブラムシによりモザイク病が発症することがあります。葉にモザイクのような模様が生じ、 じゃがいもの生育に影響を及ぼします。病気の葉を見つけ次第、取り除きましょう。

寒冷地での育て方

じゃがいもは春と秋の年2回、収穫できます。しかし、じゃがいもは寒さに弱いため、寒冷地で秋に収穫するのは非常に厳しいです。寒冷地でじゃがいもを栽培するなら、春作向けの品種を選びましょう。

北海道や東北など寒い地域では、春といってもまだ肌寒い日が続きます。ですから、寒冷地では春ではなく夏に植え付けします。初夏に植えて秋に収穫してください。

【まとめ】家庭菜園でおいしいじゃがいもを収穫しよう!

この記事では、じゃがいもの種類や栽培方法について解説しました。

じゃがいもは、スーパーマーケットで気軽に購入できる野菜です。しかし、自分で栽培して調理したものは、いっそう美味しく感じます。植え付けてから約3か月と短期間で収穫できますし、世話も難しくないため、ぜひチャレンジしてください。

じゃがいもの栽培に悩んだら、この記事を参考にしてくださいね。


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