【プロの庭師おすすめのじょうろ17選】用途別の選び方や屋内・屋外で使えるマルチな商品までまとめて紹介

ガーデニングや家庭菜園でも欠かせないのがじょうろです。じょうろは収納のしやすさや機能面など、思っている以上にいろいろな種類があります。ただ水をあげるだけではなく、使いやすさやデザイン面も追求してみませんか？

この記事では、使いやすいじょうろの選び方や、プロのガーデナーや庭師おすすめの製品も紹介します。

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じょうろとは

じょうろとは？

植物に水をかけるための園芸用品。水を注ぐ口があり、持ち手を握って持ち運びができる容器。じょうろの語源はポルトガル語のjorro(水の噴出)、jarra(水差し)が語源と言われており、漢字では「如雨露」と表記されます。

水の注ぎ口には「ハス口（蓮口）」と呼ばれるキャップがつけられるタイプのものもあり、小さな穴が複数空いたハス口からシャワーのように広範囲に水を注ぐ仕組みです。ハス口は水の流れる圧を減らすことで、植物を傷めないようにする目的もあります。

じょうろには、室内の観葉植物用の小さなものから、園芸用の大きなサイズまであり、素材も金属製・プラスチック製・陶磁器製など、種類豊富です。デザイン性の高いものも多く、インテリアとしても使われています。

使いやすいじょうろの選び方3つ

窓際の小さな植木橋と庭の花壇では、水やりに適したじょうろが異なります。自分のガーデニング環境に合わせたじょうろを選びましょう。

ここからは、上記の選び方について詳しく解説します。

①植物や鉢植えの数に合わせて容量・サイズを決める

鉢植えがたくさんあるのに小さいじょうろでの水やりは、何度も水を入れる手間はかかります。じょうろの容量・サイズは、お世話している植物の大きさや鉢植えの数で選びましょう。

卓上サイズの鉢(5号)1個あたりの水は200～600ml、ガーデニングで使う7号以上のサイズであれば、1個あたり600ml以上の水を与えます。鉢1個あたりの水の量×鉢の数で計算すると、必要なじょうろの大きさもわかりますね。

ただし、容量の大きなじょうろは、水を入れるとその分重量が増し、水やりに負担がかかります。重すぎるとケガの原因にもなりかねないので、自分の日常で作業できる範囲なのかも考えて選んでください。。

②水流の強さが変わる口の形で選ぶ

じょうろの口は、細いタイプとハス口タイプ(シャワータイプ)に分かれます。

窓際や卓上に置く小さなポットであれば、水差しのような細口のじょうろが適しています。水をあげたい部分を狙って、ピンポイントで水やりができるタイプです。

ハス口タイプは、シャワーのように細かい水を降らせます。広範囲に水やりできるだけではなく、草花や地面を傷めないように水圧を弱めてくれるのも特徴です。

③室内・屋外での耐久性を考慮した素材を選ぶ

屋外でじょうろを管理する場合は雨風に晒されるため、素材によっては劣化は否めません。じょうろは素材によって価格も見た目も異なります。

じょうろは屋内外でインテリアとしても活躍する園芸アイテムです。耐久性・価格も考慮して選ぶと良いでしょう。

安くて使い勝手の良いプラスチック製

とにかく安い・軽い・使いやすいを求めるのであれば、プラスチック製じょうろがおすすめ。

小学校によくあるシンプルなデザインだけではなく、ハス口も一体化したブリキ風に見えるマットな質感のプラスチック製じょうろもあります。ビビッドな色合いから、透明なクリアカラーの製品もあり、選ぶ楽しみがあるのもプラスチック製のメリットです。

ただし、屋外で風雨や太陽光に晒されていると、劣化しやすい点がデメリット。安い分、手軽に買い替えできるのもプラスチック製じょうろのいいところです。

おしゃれで北欧っぽいブリキ製

アンティークの風合いたっぷりのブリキ製は、じょうろの本来の目的だけでなく、お庭を演出するアイテムとしても人気。錆びやすく傷みやすいというデメリットもありながら、その劣化もレトロやアンティーク風の演出として使えます。

屋内でもインテリアとして重宝され、アンティーク風を好む人におすすめです。

耐久性に優れたスチール製

丈夫で硬質な雰囲気のじょうろを求める方には、スチール製がおすすめです。錆びと劣化を防ぐためのコーティングを施された製品も多く、長く愛用できます。スチールならではのシャープな風合いで清潔感ある見た目を好む方もいることでしょう。

ただし、スチール製は金属なので重みがある点がデメリット。サイズの大きいものは、水を入れるとかなり重みが増します。

逆に、室内用の小さな水差しであれば、長持ちするだけでなくインテリアとしても効果的です。

プロの庭師がおすすめ！じょうろ17選

いろいろなじょうろをチェックしてから選びたいという方に向けて、ここからはプロの庭師が選んだおすすめのじょうろを紹介します。

これからじょうろを購入する方、新しく買い替えを検討している方、インテリアにぴったりなものがないか探している方も、参考にしてください。

アイリスオーヤマ じょうろ

片手で運べるちょうどよいサイズと、じょうろと水差しの2way仕様が特徴。

落ち着いたアースカラーとアンティーク風デザインも人気が高く、ガーデニングの装飾にも相性ピッタリ。庭先や玄関のオブジェにしても印象アップを狙えます。

タカギ ジョウロ

給水中に水がこぼれるのを防ぐスライドカバー付きで、6Lとたっぷり給水できる大容量サイズ。じょうろいっぱいまで水を入れられるので、蛇口まで往復する手間が省け、お庭の植物がたくさんある方におすすめです。

じょうろ底面には「ラティスフック」が内蔵されており、ラティスやフェンスに掛けて収納できるのもポイント。害虫対策で地面にものを置きたくない方や、場所をとりたくない方にもうれしい設計です。

リッチェル ミニじょうろN ブルー

屋内でも使いやすいミニじょうろです。植物のある風景にも合う落ち着いた色合いとコンパクトサイズで、インテリアにも馴染みやすいのが特徴。ハス口を外せば、水差しとしても使えます。

また、上フタとハス口を外して内部をしっかり洗えるため、衛生的にも安心です。口コミでは、ハス口に溜まったゴミも内側から洗いやすいと好評です。

KEINN じょうろ

室内インテリアとしても使える、無駄なく洗練されたデザインが特徴。硬質なステンレスの質感はどんな場所にもマッチします。素材に耐衝撃性の高い304ステンレスを採用しており、長く使える点もメリットです。

片手で使える使いやすいサイズを重視し、掴みやすく扱いやすいデザイン。ストレートの注ぎ口は、観葉植物のお世話にもおすすめです。

新輝 トンボじょうろ グリーン

国産園芸用品の定番トンボじょうろは、安くて使いやすい、丈夫で有名な商品。じょうろのノズル部分が取り外しでき、コンパクトに収納も可能。ハス口からのシャワーの水圧も適度な優しさです。

また、ノズル部分にはこし網が付いており、小さなゴミによるハス口の目詰まりも防いでくれます。

価格・使いやすさ・耐久性・容量、どれをとっても適度で、お庭用じょうろとして顧客満足度の高い製品です。

RYOHIN Lab.(良品ラボ) じょうろ

コーヒー用のドリップポットのような形状が可愛いコンパクトじょうろ。片手で持ちやすいため、小さな盆栽や卓上植物、小さな観葉植物の水やりに最適です。

可愛いサイズとシンプルなステンレス素材は、置くだけでお部屋の雰囲気がアップするので、インテリアとして観葉植物と一緒に飾ってもおすすめ。先端の注ぎ口部分も液だれせず、保護キャップもついています。

尾上製作所(ONOE) トタン散水ジョーロ

丈夫なトタン製の散水じょうろです。劣化の速い樹脂製と違い、屋外に置きっぱなしでも長持ちする金属製。クラシカルな見た目で、アンティーク風のお庭にもぴったりです。

シャワーの水圧も優しく、4Lと容量もたっぷり。ノズル部分も長いので、草丈のある植物でも根本に散水できます。

ジェニアル じょうろ

6Lと大容量ながら、使わない時はコンパクトに畳んで収納できるのが特徴。「普通のじょうろでは置き場所に困る」「水やりするときは一気に終わらせたい」という方にはおすすめのじょうろです。

機能面だけでなく、他にないデザインも人気。ハス口を外して直接水やりもできます。ベランダや小さなお庭でコンパクトに収納したい方に。

IKEA (イケア) じょうろ

小さな鉢植えの水やりにちょうどいいサイズ感と、高級感あるデザインが人気のじょうろです。アイボリーカラーとゴールドが、お部屋にラグジュアリーさを演出してくれます。

「軽くておしゃれなので見えるところに置きっぱなしでも可愛い」と好評ですが、「水を入れる間口が小さく、水入れが少しやりにくい」という口コミもありました。

IMEEA じょうろ

ステンレス製のシンプルなボディに、木製の持ち手がアクセント。キッチンの棚に置いても違和感がなく、インテリアとしても使えます。

また、ノズルが細くて長いので、根本に水をやりやすい設計。小さな盆栽や花瓶、デスクの観葉植物におすすめのじょうろです。

リッチェル ナクレジョーロ

一見コンパクトなのに、中身はしっかり2Lの程よいサイズ感。取り外し可能のハス口は、緩やかな水圧で植物にダメージを与えません。

外したハス口は、本体後部に挿し込むことができる設計で、使わない時の紛失も防げます。口コミでは「ハス口を下向きにすると消毒でも使いやすい」とのことでした。

SPICE OF LIFE 1台2役 じょうろ

スプレーとじょうろが一体化した高機能デザインが特徴。持ち替えるだけで、水やりにも霧吹きにも対応できるスマート設計です。

8.5cmと細長いため、キッチンなどの狭いスペースにも置きやすいのもメリット。インテリアや壁に合わせてナチュラルカラー10色から選べます。

水やりをもっと効率よく、もっとおしゃれに楽しみたい方におすすめ。

新輝合成 トンボ プラント ピッチャー

細い注ぎ口とコンパクトサイズで、室内の鉢植えに最適なプラントピッチャー。注ぎ口はステンレス製で錆びにくく、水やりのしやすい形状です。

2Lではちょっと多いという方には、1Lサイズもあり。グリーンとピンクの2色展開のクリアボトルです。多肉植物や小さな植木鉢の水やりにもおすすめ。

ホーズ じょうろ 室内用

130年以上の歴史を持ち、世界中のガーデナーに愛され続けるイギリス・ホーズ社のじょうろ。機能面だけでなく、おしゃれに水やりを楽しみたい方におすすめです。

コンパクトで可愛らしいサイズ感は室内やベランダでの園芸に最適。シックなアンティーク風のデザインなので、インテリアにも映える仕様です。切り花やドライフラワーを飾って花瓶代わりに使ってもGOOD。

サイズは0.7Lと1Lの2タイプ、色はビビッドカラーから落ち着いたくすみカラーまで6色展開です。

佐藤金属興業 SALUS ミッテ ジョーロ

小さな観葉植物やハーブの水やりには、細くて長いノズルが最適。水をこぼさず、少量をピンポイントで水やりできます。

また、コンパクトなモダンデザインなので、お部屋に置いても素敵なアクセントに。キッチンに置いてもインテリアの邪魔になりません。

ideaco スリム 水さし

独創的なコンセプトで注目されるブランドideacoのブック型じょうろ。内容量は1Lでも厚さわずか4cmのスリム形状は、パッと見じょうろには見えません。

室内でも壁や棚に添わせてすっきり置けるおしゃれなデザインで、インテリアの雰囲気を壊さず、場所も取らないのがポイント。鉢カバーと鉢の間にも収納できる便利設計です。

植木鉢への水挿しだけでなく、加湿器への給水にも使えます。

KEINN 北欧風 じょうろ

インテリアの一部として溶け込む北欧雑貨風のじょうろ。黒のステンレスの質感と洗練されたデザインは、じょうろと思わせないスタイリッシュな雰囲気。置いておくだけでもインテリアとして静かな存在感を発揮します。

デザインだけでなく、じょうろとしての機能にも不足はありません。水差し部分は細く注ぎやすく、植物の葉や根を傷めることなく適量を水やりできる設計です。

まとめ：育てている植物に適したじょうろを選ぼう

屋外の花壇やたくさんの植木鉢に水やりをしたいのであれば、大容量のハス口のついたじょうろがおすすめです。逆に、卓上の小さな鉢や室内の観葉植物など、根本に水をあげたいのなら、ピンポイントで水やりができる細い注ぎ口の小型のじょうろが適しています。

じょうろの大きさは、育てている植物の量や種類に応じて選びましょう。

機能面では水漏れ防止のフタや、ハス口に小さなゴミが溜まらないような商品もある他、インテリアとしても映えるデザインも人気です。慣れてきたら、機能面・デザイン面にも注目してみると、よりガーデニングライフが楽しめますよ。