【モッコクの剪定方法】特徴や病気対策など徹底解説!
2020/07/31
庭木の王様として親しまれているモッコク、美しい樹木であり成長速度が緩やかであることからお手入れの手間もなく人気の樹木です。美しい花を咲かせたり秋には紅色の実をつけるモッコクですが、どんな特徴があるのでしょうか。 この記事では、モッコクの育て方や剪定方法などを徹底解説いたします。
この記事を読んで、「モッコク」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次
モッコクの特徴
モッコク(木斛)は比較的ゆっくりと成長してくれる樹木ですので、お手入れもそれほど難しくないことから初心者にも親しまれています。
正確に育て方を把握しておくことで問題なく栽培することが可能です。これからガーデニングや庭木を育てる方にぴったりですね。
モッコクはきれいな樹形が特徴的で、庭木の定番であり植物全体には光沢があって見栄えがいいことから人気を集めています。「庭木の王様」と言われており江戸自体から優秀な庭木とされていました。
【花の特徴】美しい白色や香りが愛されている
モッコクの花は芳醇な香りがすることでも有名です。心地よい香りを周囲に漂わせてくれることからも庭木として愛されています。花はさそれほど大きくありません。だいたい2cmほどで淡い黄色味かかった白色なのが特徴的です。
モッコクの花は7月頃が開花時期です。徐々に枝先に花を咲かせてくるでしょう。ちなみにモッコクの花言葉は「人情家」です。縁起がよい植物としても広く知られていますよ。
【葉の特徴】紅く色づいて庭木のアクセントになる
モッコクの葉は枝に互い違いに生えるという特性を持っています。葉の全長は6㎝ほどで、逆さにした卵のような形をしていてかわいらしい印象がありますね。
葉には厚みがあり、うっすらと表面には光沢が見えるのも特徴です。また太陽光をたくさん浴びることにより、紅く色づく樹木です。庭木のアクセントにもなるのでガーデニング全体のバランスを整えてくれるでしょう。
【実の特徴】実がなる木とならない木がある
モッコクの実は開花の時期を過ぎた9月〜10月頃に枝先に複数の実をつけるようになります。しかし全ての木がモッコクの実をつけるわけではありません。
というのもモッコクには性別があるのです。雌雄異株であり雄木と雌木に分かれています。
雌木は秋になると赤い実をつけますが、雄木は実をつけません。モッコクの実は皮の部分に厚みがあります。熟す頃にはぱっくりと割れて、中の種子がとてもきれいな紅色をしているのでとても魅力的ですよ。
モッコクの剪定時期
剪定は庭木や樹木を育てるに欠かせないことです。小さくしたり樹木全体の形を整えるだけではなく、枯れてしまった枝や病気になっている枝などを切り落とし、樹木を健康的に保つという効果があります。
ただ伸ばしっぱなしにするのではなく整えてあげることは樹木にとっては大切なことです。
またお庭によっては日当たり加減も変わってきますから、余分な枝を切り落とすことでお庭全体の日当たりをよくする効果もあります。
しかしながら樹木によって適した剪定時期は異なるのです。モッコクの剪定時期について詳しくまとめましたので是非参考にしてくださいね。
【6〜7月】絡み合った枝を中心に!
モッコクの剪定時期に適しているのは6月〜7月です。絡み合ってしまった枝を中心的に剪定してあげることがポイントです。
枝が込み合ってしまっていると、樹木全体の風通しが悪くなります。そうすると、害虫が繁殖したり病原菌が発生するなどの危険性でてしまい、最悪枯れてしまう場合もあるので注意が必要です。
【10〜12月】枯れた枝などを中心に!
10月〜12月の秋ごろには枯れてしまった枝などを中心的に剪定するのがベストです。枯れた枝を放っておいても何のメリットにもなりませんので、見逃さないようにチェックして剪定をしておきましょう。
モッコクの成長は基本的に穏やかではあるのですが、だからといって伸ばしっぱなしにしてはいけません。養分を無駄にしてしまいかねませんし、見た目もあまりよくありません。
モッコクの剪定方法
モッコクの剪定方法やコツについてご紹介いたします。適した方法をしっかりと把握しておきましょう。
何度か述べていますがモッコクの成長は穏やかです。そのため時間をたくさん費やして剪定を行わなくていいというのがメリットですよね。
見た目をすっきりさせたり病気を防ぐために剪定をする程度で問題ありません。今回はそれぞれのコツと方法を解説いたします。
成長を抑えたい時には「三枚透かし」
お庭によってはある程度スペースが限られてしまうこともあるでしょう。これ以上成長してほしくない場合は、三枚透かしという剪定方法が適してします。
枝に生えている葉っぱの中から三枚だけを残してそのほかの葉を除去する方法です。
三枚だけ残すことで芽吹くスピードが遅くなる効果が得られます。これにより成長がさらに穏やかになり必要以上に伸びしてしまう心配がありません。見た目がすっきりしますのでモッコクを整えたいときにもぴったりですね。
風通しを良くしたい時には「透かし剪定」
枝や葉っぱが密集してしまっている場合は透かし剪定がおすすめです。風通しをよくしてくれる剪定方法で、枯れてしまったり変色している枝を中心に程よく隙間が出るように剪定していくのがコツですよ。
密集している部分をよく見て小枝や、枯れている枝がないかどうかチェックしましょう。必要以上に切り過ぎてしまうのに注意して程よく風が通るスペースを作ってあげましょう。
こんな症状が現れたら要注意!
庭木を育てるにあたってやはり注意していただきたいのが病気や害虫の存在でしょう。枝や葉っぱに病気が発生していると上手く育ってくれません。
どんな症状がモッコクにあらわれるのか把握しておきたい症状を詳しく解説いたします。
樹木や葉が黒くなっていたら病気の可能性がある
樹木がかかる病気の代表的なものがすす病です。枝や葉っぱが黒くなっていたらすす病にかかってしまっている可能性があります。
すす病にかかってしまった箇所は再生することがありません。剪定によって除去するのがベストです。すす病にかかる主な原因はカビで、害虫などの糞により発生することが多いので薬剤の散布を行ってあげることが大切です。
葉が丸まっていたら害虫被害の可能性がある
葉が丸まっている箇所があったら害虫被害にあっている可能性があります。モッコクに発生する害虫はハマキムシといい、名前の通り糸を生成することで葉を葉巻のように丸めてしまうのです。
主に夏などの蒸れやすい時期に出てくる傾向があります。剪定がしっかりと行われていない密集した場所に発生してしまいますから、通気性をよくしておくように心がけましょう。
困ったらプロの業者に頼むのもオススメ!
モッコクは比較的剪定がしやすく、こまめな手入れも必要ないことから初心者にも親しまれている樹木です。とはいえ初めて庭木を育てる方にとっては、コツを掴めるようになるまでは難しいかもしれませんね。
どの様に剪定するべきか悩んでしまったらプロの業者に頼むのもおすすめです。一度プロにお願いして、剪定方法などの参考にさせてもらうのもいいでしょう。
モッコクの剪定まとめ
モッコクは庭木の王様とも呼ばれ、見た目と育てやすさから庭木やガーデニングの定番的な樹木です。手入れが簡単だとはいえ病気や害虫などの危険性もあります。
ガーデニングに慣れる第一歩としても有効な樹木です。しっかりと剪定を行い手入れをしてあげて健康的にモッコクを育てましょう。
この記事を読んで、「モッコク」の剪定を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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