【プロの庭師おすすめの集草バッグ5選】定番のガーデンバッグから大容量までご紹介
2023/12/11
集草バッグは、剪定作業で出た枝葉や落ち葉の一時保管に必要な園芸用品です。枝でも破れない丈夫なタイプや、ちりとりのように掃いて入れやすいタイプ、収納しやすさを追求したタイプなど、さまざまな製品があり、何を選ぶかによって作業効率にも関わります。
この記事では、容量や素材などの集草バッグの選び方のポイントと、実際に庭師がおすすめする製品も紹介します。これから集草バッグを購入する方はぜひ参考にしてください。
目次
集草バッグとは?落葉や刈り取った草の回収・運搬・保管ができるバッグ
- 集草バッグとは?
落ち葉や除草作業後の草集めで活躍する園芸用品です。集草袋やガーデンバッグと呼ばれることもあります。
集草バッグは簡単に畳めて、持ち運びできるのも特徴。枝葉を入れても破れない強度を持ち、広げて自立する仕様です。作業現場の後片付けの効率化にも貢献します。
集草バッグの選び方
落ち葉や除草の草を集めて一時保管するだけとは言っても、集草バッグの容量や形状で作業効率も大きく変わります。
集草バッグの選ぶポイント
- 集草バッグのタイプ
- 集草バッグの容量
- その他の機能
ここからは上記の集草バッグ選びのポイント3つを詳しく解説します。
集草バッグのタイプで選ぶ
集草バッグの形状には大きく分けて2種類あります。
集草バッグのタイプ
- スタンダードタイプ:種類が豊富
- ちりとりタイプ:足・腰の負担を軽減
枝葉を集めるだけでも、毎日の作業は体への負担に繋がります。それぞれのメリットを理解して、自分の作業の助けになるタイプの集草バッグを選びましょう。
種類が豊富な「スタンダードタイプ」
スタンダードタイプの集草バッグとは、ゴミ箱のように置いて使う形状のもの。集草バッグで一番メジャーな形状が、このスタンダードタイプです。
入れ口のサイドに持ち手がついており、両手で持ち上げやすい構造になっています。
足・腰の負担を軽減できる「ちりとりタイプ」
入れ口の一部が地面に面しているタイプで、大きなちりとりのようにほうきで直接掃きいれることができます。
スタンダードタイプと違い、枝葉を持ち上げて入れるという作業がない分、足腰への負担も軽減される点がメリットです。
集草バッグの容量で選ぶ
集草バッグにはさまざまな容量のものがあるので、作業内容に応じて選んでください。容量は一般に、リットル(L)やガロン(gal)などで表され、商品によって異なります。
容量 | 適した作業内容 |
---|---|
5ガロン(約19L)バッグ | 中型の作業に適しています。庭での小規模な草収集や枝の整理に使われます。 |
15ガロン(約57L)バッグ | より大きな作業や、広い範囲の植物の収集に適しています。大きな庭園や農地で使われることがあります。 |
30ガロン(約114L)バッグ | 大規模な作業や、多くの植物を一度に収集する際に使用されます。専業の庭師や農業者が利用することがあります。 |
50ガロン(約189L)バッグ | さらに大きな容量で、非常に大規模な庭や農地での使用に適しています。 |
リットル表示の商品は一般家庭向けの45Lのものから、大容量の120L・250L、さらに大規模作業用の500Lのものまであります。
その他の機能で選ぶ
集草バッグの目的は庭や農地で草や枝などの一時保管・整理ですが、機能によっては作業を効率化が進みます。
その他の機能で選ぶ
- バネ入り:安定して自立できる
- 蓋付き:中身が漏れるのを防ぐ
- 取手付き:持ち運びがしやすい
ここからは、上記の集草バッグの機能面について解説します。
安定して自立できる「バネ入り」
集草バッグの中には、自立しやすいようにバネやワイヤー入りの商品もあります。バネ入りは立ち上がるように自立し、畳みやすい点もメリットです。
手で支えなくても自立するため、手で入れ口を開かなくても枝葉を楽に入れられます。
中身が漏れるのを防げる「蓋付き」
蓋付きの集草バッグのメリットは、作業途中で草や葉がこぼれにくく、風や雨から保護されることです。また、蓋があることで運搬時にも中身が安全で、作業効率が向上します。
作業後、枝葉の入った収納バッグを運ぶ際に中身が落ちてしまうこともあります。蓋付きの収納バッグはファスナーなどで入れ口をしっかり閉めるため、落ちた中身を再度清掃するという作業が発生しません。
持ち運びしやすい「取手付き」
取手付きの集草バッグは、作業中・作業後の持ち運びやすさに貢献します。
取手は丈夫な素材でできており、握りやすさ・持ち運びやすさも重視。これにより、作業の効率が向上し、作業の疲労も軽減される点がメリットです。
ショルダーベルトが付いているタイプもあり、大量の剪定ゴミを効率よく運搬できます。
プロの庭師おすすめの集草バッグ5選
スタンダードタイプなものから、ちりとりのように使えて負担の少ないタイプなど、集草バッグのラインアップは豊富です。今回はその中から、プロの庭師が実際に使用しているおすすめ商品を厳選しました。
どれも現場で使われている商品です。集草バッグ選びの参考にしてください。
1.高儀 ちりとり集草バッグ 170L
落葉や除草後の草集めで腰の負担を減らすちりとりタイプの集草バッグです。
間口は590mm・高さ570mm・奥行き570mmの170Lと大容量で、持ち運びや中身の移し替えにも便利な取っ手付きがポイント。折りたたんでコンパクトに収納できます。
ちりとりのように使う以外に、スタンダードタイプのように立てて使用も可能です。
タイプ | ちりとりタイプ |
容量 | 170L |
その他の機能 | 取手付き |
2.高儀 ジャンピング集草バッグ 60L
行政指定袋取付可能!45Lのゴミ袋をセットできる集草バッグです。45Lのゴミ袋がピッタリフィットするので、家庭での園芸作業にもおすすめ。集草後のゴミの移し替えも楽々です。
収納しやすさを後押しするのが「止フック付」設計。使わないときは畳んでコンパクトに収納できます。
タイプ | スタンダードタイプ |
容量 | 45L |
その他の機能 | 取手、止フック付 |
3.E-Value 自立式 ガーデンバケツ EGB-4
強力スプリングで立ち上がり、何も入っていない状態でも倒れない自立仕様のガーデンバケツです。コンパクト収納機能もあります。
素材は丈夫なナイロン製で、撥水加工のため丸洗いもOK。庭掃除時のゴミ箱以外にも園芸シーンで活躍し、土づくり(肥料配合や土混ぜ)、ビニール袋を入れれば水やりにも活用できます。
園芸道具の持ち運びや道具入れにも使える万能バケツです。
タイプ | スタンダードタイプ |
容量 | 45L |
その他の機能 | スプリング入り、取手付き、丸洗い可能、撥水加工 |
4.アストロ ガーデンバッグ アイスグリーン Lサイズ 400L
約400Lの収納できる大容量タイプの集草バッグです。丈夫な厚手のポリプロピレン製厚手生地で中に何も入れていなくても自立します。
底部は生地が二重になっていて丈夫なので、たくさんの枝葉を入れても底が抜ける心配もありません。底にも持ち手がついており、持ち運びやすさにも工夫されています。
持ち手付きで持ち運びも簡単スムーズ。使わないときは折りたためてスリムに。作物の収穫・運搬、屋外用のゴミ箱以外にも、屋内・室内の道具入れやランドリーバスケットなどとしても仕様の幅が広がります。
タイプ | スタンダードタイプ |
容量 | 400L |
その他の機能 | 二重底、取手付き、底にも持ち手あり |
5.千吉 自立式万能フゴ袋 大
約250L対応の万能園芸袋。四隅がワイヤー支柱入りで簡単自立し、開口が閉じにくい設計です。また底部シートが二重なので耐久性の高さもポイント。
取手は補強されて握りやすく、大量の枝葉や落ち葉の運搬をサポートします。
雑草、枝葉などの収集・収納、くず入れ、ごみの分別等に活躍し、薄くコンパクトに畳めるため、大規模作業にも重宝されています。
タイプ | スタンダードタイプ |
容量 | 250L |
その他の機能 | 二重底、取手付き |
まとめ:集草バッグで枯葉や枝葉の回収・運搬・保管をスムーズに!
集草バッグは、ただ剪定ゴミや落ち葉を入れるだけではありません。バネ入りで自立するタイプや、中身がこぼれない蓋付き、大規模作業にも対応した大容量タイプなど、作業効率をアップさせるさまざまな種類があります。
作業内容や自分の作業スタイルに合わせて、使いやすい集草バッグを選びましょう。