【オジギソウの育て方】水やり・種まき・肥料のポイントやおじぎをする理由を徹底解説

指でつつくとそっとおじぎをするように葉を閉じる「オジギソウ」。「子ども時代によく触って遊んだ!」「今も見かけたら思わず触ってしまう」という人も多いのではないでしょうか。

オジギソウは強くて育てやすい植物なので、お部屋で育てて楽しむこともできます。今回はオジギソウを自宅で育ててみたい人に向けて、オジギソウの性質や特徴、おじぎをするメカニズムも紹介!室内で種まきから育てる方法も解説します。


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目次

オジギソウ(おじぎ草)の基本情報

オジギソウはどんな植物?

オジギソウはマメ科で世界中に分布する植物で、刺激によって葉が内側に閉じておじぎをするように見える特徴を持っています。

日本には江戸時代にオランダ船に乗って輸入されたと言われています。オジギソウは分類としては多年草にあたります。しかし、暑さに強い分、耐寒性が低い性質から、日本では地植えでの越冬は難しく、一年草として扱われます。

オジギソウの学名は「ミモザ(英語でmimosa-pudica)」ですが、日本で知られるミモザとは別物。実は日本ではミモザを誤用しており、日本で一般的にミモザと認識されている植物は、アカシア類に分類されるものです。

また、オジギソウは寒さには弱く、15度以上の気温でなければ冬越えはできません。そのため、日本ではオジギソウは一年草として扱われます。一年草とは、春に種から芽吹き、花が咲いて枯れるまでが1年以内の植物です。

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オジギソウの性質・特徴:丈夫で育てやすい

オジギソウは暑さに強くて丈夫。育てやすいため初心者にもおすすめです。自宅でオジギソウを育てた人の中には、葉が力強くぐいぐい育つことから「オジギソウってどこまで大きくなるの⁈」と驚く人も多いようです。

オジギソウは30~50cmの草丈で、開花時期になると1日に10個以上のピンクの可愛い花を咲かせます。

オジギソウの原産地・花色・開花時期

学名Mimosa pudica
英語名Sleeping grass、Sensitive plant
別名含羞草・羞恥草・ミモザ・眠り草
科名マメ科
属名オジギソウ属
原産地南アメリカ
開花時期7~9月

南アメリカ原産のオジギソウは、現在は世界中に広がり、根付いています。暖かい地域では多年草として育ちますが、オジギソウは耐寒性が低いため、日本では越冬できず、春まきの一年草として扱われています。

開花時期は夏頃。ピンクの綿毛のような花を咲かせ、鞘状の種を作ります。

オジギソウの名前の由来・別名

オジギソウの名の由来は、もちろんその動きから。順番に葉を閉じて項垂れて行く様子が、おじぎをしているように見えるためです。

学名であるMimosa pudica(恥ずかしがる)から、含羞草・羞恥草という別名を持っています。また、夜になると葉を閉じる就眠運動の性質から、眠り草という別名もあるようです。

オジギソウには毒性がある

意外に知られていないのは、オジギソウに毒性があること。オジギソウにはアルカロイドという強い生理作用を持つ物質が含まれています。

あえてオジギソウを食べようという人はいませんが、食用としてはNGなのでペットや子どもの誤食に注意しましょう。

オジギソウ(おじぎ草)の葉が閉じる理由

見かけると思わず触ってみたくなるオジギソウの葉。なぜオジギソウは触ると葉を閉じるのか、理由を考えたことはありますか?

オジギソウは触れる以外にも、熱・振動・風によっても反応します。刺激によって葉の一部の細胞から水が移動・収縮します。刺激は隣の葉にも伝播するため、この動きによって徐々に葉が閉じるようです。

また、昼間は刺激で葉を閉じますが、夜は常に葉を閉じ、朝になると再び開きます。まるで眠っているような葉の開閉運動は、「就眠運動」と呼びます。2017年のノーベル医学・生理学賞を受賞した「体内時計の分子生理学的仕組み」の研究は、植物の就眠運動から発見されたものです。

オジギソウ(おじぎ草)の花言葉:「感じやすい心」「敏感」「デリケートな感性」

オジギソウの花言葉は、その特徴を象徴するようにデリケートなものばかり。触れると葉を閉じる姿は、まさに「デリケート」「敏感」「感じやすい」といった風情ですよね。

この他、オジギソウには「謙虚」や「失望」といった花言葉も託されています。

英語のオジギソウの花言葉も、「繊細な感情(delicate feelings)」「感受性・鋭敏(sensitiveness)」と、日本のもの同じ意味になっています。オジギソウの特性から受ける印象は、万国共通なのでしょうね。

オジギソウ(おじぎ草)の風水は「癒し効果」

風水上で、オジギソウには精神を落ち着かせる効果や癒し効果が期待されています。葉が閉じて垂れ下がる動きが理由のようです。

ふわふわした印象のピンクの花と、つつくと反応する葉の動きは見ているだけで癒されます。

耐寒性が低いオジギソウですが、暖かい室内であれば越冬できるため、お部屋で種まきから楽しむ人もいます。

オジギソウ(おじぎ草)の育て方・栽培方法

丈夫で可愛い動きは癒し効果も期待!そんなオジギソウを育ててみたい人のために、オジギソウ栽培のポイントを解説します。

どこに植えたらいいの?日当たりや水やりの頻度は?肥料って必要なの?そんな疑問もここで解決しておきましょう。

オジギソウの育て方:種まき

出典:Instagram
オジギソウの種まきの時期はいつ?

オジギソウの種まきに適した時期は5月~6月です。発芽温度は20~℃と言われているため、寒い地域ではビニールを被せて暖かい環境を用意しておきましょう。

種は硬いため、発芽しやすいように、植える前に表面に小さな傷を入れておくか、一晩水につけておいても良いでしょう。加減がわからなければそのまま種まきしても大丈夫です。

鉢や地植えで直接種まきしても問題ありませんが、管理のしやすさでは育苗ポットの使用がおすすめです。水は十分に与えましょう。育苗ポットに種まきする場合は、ポット1つに種3~4粒程度植えて大丈夫です。少しずつ間引きし、最終的には一番元気な苗を1本選んで植え付けします。

オジギソウの育て方:植え付け・植え替え

出典:Instagram

植えた種は数日で芽を出し、夏頃(6~8月)には本葉もしっかりしてくるはず。本葉が出て来たら水のあげすぎに注意しましょう。土の表面が乾いたら給水するようにします。

育苗ポットや小さな鉢からスタートした場合、3枚ほど本葉が出て来たら、鉢に植え付けになります。根を傷つけないように、株の間を20cm程度開けて植えましょう。乾燥に弱いため、土の表面が乾かないように水やりをします。

オジギソウは植え替えによる環境の変化が苦手な植物です。枯れる原因になるため、頻繁に植え替えは避けたほうが良さそうです。

オジギソウの育て方:植える場所・日当たり

オジギソウは丈夫なので、日当たりと水はけの良い場所であれば育てるのも比較的簡単です。

耐寒性が低いため、地植えをすると冬越しはできません。冬も楽しみたい場合は、室内で植木鉢に植えましょう。窓際カーテン越しの、日当たりのいい場所がおすすめです。

オジギソウの育て方:水やり

オジギソウの水やりのタイミングは?

オジギソウは適度な湿度を好む植物。水やりは、土の表面が乾いたときにたっぷりと与えましょう。乾燥させすぎるとハダニの害を受けやすくなります。

土の乾燥によってハダニが発生するため、夏場は乾燥に注意しましょう。特に夏場は朝・夕で2回与えても大丈夫です。

オジギソウの育て方:土作り(用土)

オジギソウは、適度な湿度で水はけの良い土を好みます。赤玉土と腐葉土を7対3程度に混ぜたものを使いましょう。

庭で地植えする場合は、株の間隔を20cm以上空けて植えます。鉢の場合は5号鉢に1株が適当です。

オジギソウの育て方:肥料

オジギソウは丈夫な植物なだけに、肥料のあげすぎには注意。オジギソウの葉が伸びすぎて、花が少なくなってしまいます。

通常のオジギソウであれば、肥料は不要です。かなり弱ってしまった時に限定して、液体肥料を与えましょう。

オジギソウの育て方:剪定

剪定ばさみ

オジギソウは草丈30~60cmで、剪定が必要になるほどたくさん伸びる植物ではありません。逆に定期的に剪定してしまうと、花つきが悪くなる危険もあります。

ただ、放置しておくとだらりと伸びて草姿が美しくないため、生長初期の段階で軽く形を整えるように剪定してあげましょう。

オジギソウ(おじぎ草)が枯れる原因

丈夫なはずのオジギソウが枯れてしまった⁈枯れてしまった理由は、栽培環境にあるかもしれません。耐寒性の低いオジギソウは、寒さに弱いのはもちろん、冬以外でも十分な日当たりのない場所で育てると枯れてしまいます

オジギソウは湿度を好む植物ですが、過剰な加湿・乾燥に弱く、水は多すぎても少なすぎても枯れの原因となります。水不足で土が乾燥すると、根も乾いて水を吸い上げられません。土が乾燥しすぎない程度に適度な水やりを心がけてください。

また、人間でも環境の変化で体調を崩すように、オジギソウを何度も植え替えするのも原因の1つ。頻繁に環境を変えないようにしましょう。

オジギソウ(おじぎ草)で注意すべき病気・害虫

花の見た目や葉の動きは繊細ながら、実は丈夫なオジギソウ。病害虫もほとんど気になりません。これが初心者におすすめとされる所以です。

唯一注意するのが、乾燥時に発生するハダニ。ハダニがオジギソウの葉の裏につくと、葉緑素を失い、葉に白い斑点ができてしまいます。葉緑素がなくなるため、枯れの原因になってしまうのです。

オジギソウのハダニの害を予防するためには、土を乾燥させないようにすること。万が一ハダニが発生してしまった場合、早めにハダニ用の殺虫剤を使用しましょう。ホームセンターで購入することができます。

オジギソウ(おじぎ草)は種を収穫できる

オジギソウの花と葉は知っていても、どんな風に種ができるかは意外に知られていません。夏場に咲くふわふわのピンクの花は、2~3ヶ月でトゲトゲがたくさんついた鞘へと変身します。繊細な見た目のオジギソウに似合わないトゲトゲは、外敵から種を守るためなのでしょうね。

ここからは、オジギソウの種の収穫方法と時期を解説します。

オジギソウの種の採取方法と時期

出典:Instagram

花が咲き終わって、2~3ヶ月後。トゲトゲのついた鞘が緑色から茶色に変化したら、鞘ごと取りましょう。まだここで中の種は出しません。日陰でしっかりと鞘を乾燥させてから、中身の種を取り出します。

オジギソウの種の保管方法

出典:Instagram

よく乾燥させたオジギソウの種は、保管は冷暗所が適しています。袋に入れて、次の春の種まきまで待ちましょう。

オジギソウ(おじぎ草)に関するよくある質問

子ども時代からなじみのあるオジギソウは、葉の可愛らしさだけでなく、さわって愛でる楽しみもある植物です。

ここからは、オジギソウについてよくある疑問・質問を集めました。

  • オジギソウを触るとなぜ閉じる?仕組みは?
  • オジギソウは日本で育てられる?

不思議な特性を持つオジギソウについて、知っておきましょう。

オジギソウを触るとなぜ閉じる?仕組みは?

オジギソウを触ると閉じる仕組みは?

おじぎ運動の理由は、カルシウムイオンによる刺激の伝達と葉の根元の細胞の動きにあります。

葉に触れると、葉の中のカルシウムイオンがその刺激を根本の細胞に伝え、細胞内の水分が移動して細胞が小さくなります。それに引っ張られてもう片方の葉も曲がる動きをするためです。人間や動物が脳から筋肉に信号を発信するときも、カルシウムイオンによる信号伝達が使われています。

オジギソウの触れる以外の刺激として、熱や強い光があります。水分の移動によって葉が閉じ、その後ゆっくりと元の細胞に戻り、閉じた葉が開く仕組みです。

また、近年の研究では、オジギソウがおじぎをする理由は虫から食べられないようにするためではないかと考えられています。おじぎ運動によって、虫が足場を失い食べるのをやめるためです。オジギソウのおじぎ運動は、外敵から身を守るためのメカニズムと言われています。

オジギソウは日本で育てられる?

オジギソウは日本で育つ?

日本でオジギソウの栽培は可能です。

ただし、オジギソウは寒さに弱く、冬には枯れてしまうため、一年草の扱いです。越冬させるためには15度以上を保つ必要があるため、温度管理が大切となります。

室内で冬越しさせたい場合は、日当たりの良い暖かい場所での管理育成が大切です。

オジギソウのまとめ

オジギソウはピンクの綿毛のような花と、触れるとそっと閉じる葉の動きが癒しになる植物。しかし、最近の研究では、そのおじぎ運動の理由は外的から身を守るためではないかと明らかになりました。

耐寒性が低いので日本では一年草扱いですが、室内であれば越冬も可能です。日当たりの良い暖かい場所が好きなので、窓際で育ててみてはいかがでしょうか?


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