【植木屋革命にFCはある？】株式会社クイック・ガーデニングの業務委託の特徴やデメリットを徹底解説

「植木屋として起業したいけれどうまく営業できるか不安」「効率よく集客ができる方法を探している」など、これから植木屋・造園業として起業する方の中には、このような不安や疑問を抱えている事業者も少なくありません。

こうした方々がまず注目するのはフランチャイズ加盟です。本記事では、株式会社クイック・ガーデンの業務委託の特徴や気を付けるべきデメリットについて紹介します。

誤った運営をせずスムーズに軌道に乗らせるためには、フランチャイズと業務委託とは何が違うのか、起こりうるデメリットとはどのようなものなのかを正しく把握することが大切です。ぜひ本記事の情報を参考にしてください。

株式会社クイック・ガーデニングの会社概要

株式会社クイック・ガーデニングは、植木屋革命を運営している企業です。植木屋革命では、庭木の剪定や伐採・抜根・草むしりといった作業から、お墓の手入れや土づくりなど、造園に関する幅広い依頼を受け付けています。

また、「庭木1本の剪定から作業可能」となっている、本当に必要な作業のみを提供してくれるため多くの方から支持されており、関東・東海地域を中心に営業エリアを拡大し続けている注目の業者です。

そんな植木屋革命を運営している株式会社クイック・ガーデニングとはどのような会社なのか、詳しい概要を紹介します。

会社名	株式会社クイック・ガーデニング
設立	2003年2月
東京本社住所 電話番号	東京都府中市八幡町3-19-20 サンサティア3階 042-330-5919
大阪支社住所 電話番号	大阪府吹田市江の木町16-34　オリエンタル江坂ビル702号室 06-6836-7919
サービス内容	庭木のお手入れ（剪定・伐採） 除草 草むしり 消毒 植栽 芝張り・芝刈り 植木鉢の植え替え 砂利敷き 土づくり 肥料 お墓のお手入れ
営業エリア ※2023年9月時点	東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・三重県・大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県

植木屋革命にフランチャイズはない？業務委託契約がある

本部が有している商標や営業ノウハウ・技術などを使用する権利をロイヤリティを払って獲得して営業するのがフランチャイズです。個人事業主の多くはこうしたフランチャイズに加盟して営業しているケースが多くあります。

しかし、植木屋革命にフランチャイズはありません。その代わり「業務委託契約」があり、植木カットデザイナーとして登録します。植木のカットを行い庭木を整える人材を指し、通常は作業の見積もりから行うのが植木カットデザイナーです。

職人としてではなく、植木カットデザイナーとして登録を行う植木屋革命の業務委託契約は、フランチャイズとどのような違いがあるのか、下記表で確認してみましょう。

フランチャイズ加盟	本部が扱っている商品やサービスを扱う 収入は「売上」として計上する ロイヤリティや加盟金などの費用が発生する
業務委託契約	業務の一部を委託されて作業を行う 収入は「事業所得」「雑所得」として計上する 支払うべき費用は基本的にない

フランチャイズや業務委託契約は様々な業種で行われています。フランチャイズの場合はコンビニや学習塾・スポーツジムなどが主な種類となり、その一方、業務委託契約は、エンジニア・やデザイナーなど専門的な職となることがほとんどです。

植木屋革命の業務委託の5つの特徴

植木屋革命の業務委託には、知っておくべき5つの特徴があります。委託契約を検討している方は、特にここでお伝えする特徴について正しく認識しておくことが大切です。

それぞれの内容について深く理解し、植木屋革命の業務委託を行うべきかどうかの判断材料としてください。

【植木屋革命の業務委託の5つの特徴】

①万全の教育・研修制度で未経験からでもスタートできる ②加盟金・ロイヤリティーが不要 ③副業としても働ける ④提携先に大手の企業が多い ⑤定年制度がない

①万全の教育・研修制度で未経験からでもスタートできる

植木屋革命の最大の魅力は、何といっても万全の教育・研修制度が整っている点です。現在の植木屋革命における業務委託業者は数多くありますが、そのうち約80％はカットデザイナー未経験の方々となります。

また、30代から50代を中心に幅広い年齢層の方が活躍していますが、60代という年代も全体の19％を占めているのも特徴です。さらに、教育・研修制度が整っているため契約の継続年数も長く、10年以上続いているケースも少なくありません。

また、2012年ではカットデザイナーの在籍数が約40名だったのに対し、2013年には4倍以上の187名にまで上りました。専門の研修施設も完備されているため、短期間でプロの実力が身に付き、接客応対や安全教育なども行ってくれます。

②加盟金・ロイヤリティーが不要

フランチャイズでは、まず初めに加盟金を支払い、その後は毎月定められたロイヤリティを支払わなければいけません。それぞれの企業により異なりますが、加盟金は数十万円の場合もあれば数百万円以上かかることもあります。

また、このロイヤリティは売り上げが0の場合でも必ず支払わなければいけないため、経営に大きな影響が出てしまうことも珍しくありません。ロイヤリティの支払いができず苦渋の決断として営業を終了させるケースもあります。

しかし、植木屋革命の業務委託契約であればこうした加盟金やロイヤリティは一切不要です。売り上げに応じて業務委託料のみを支払う形のため、経営に大きく響くこともなく安心して営業を続けられます。

③副業としても働ける

通常、フランチャイズ加盟した場合は本業として働くことが大前提です。しかし、「今の仕事を続けながら新しくチャレンジしたい」という方も多くいるのではないでしょうか。

植木屋革命の業務委託契約は、副業として働くことが可能です。実際、本業のSEを継続しながら副業としてカットデザイナーをしている方もいます。また、植木屋革命は独立採算制を取り入れているのもポイントです。

植木屋革命のカットデザイナーとして働くことを選んでも、ライフプランを崩さず自分自身の生活スタイルに合った働き方が実現できるため、年代問わず多くの方から選ばれています。

④提携先に大手の企業が多い

植木屋革命の提携先は大手企業が多く、安定して依頼を受注することが可能です。ホームセンターや生協など、提携企業数は約700店舗以上にもなり、現在の提携数は増加し続けています。

• 株式会社アイリスプラザユニディカンパニー(ユニディ)
• 旭化成ホームズ株式会社
• 株式会社 Olympicグループ
• 株式会社おうちDEPO
• 株式会社カインズ
• 株式会社ケーヨー（ケーヨーデイツー）
• コーナン商事株式会社
• 株式会社コープデリサービス
• 株式会社コメリ
• 株式会社ジョイフル本田
• 株式会社スーパーバリュー
• ロイヤルホームセンター株式会社

上記リストは、植木屋革命の主な提携先のほんの一例です。全国にある生協や、店舗数1,0000以上のカインズホームなど、名だたる企業が軒を連ねています。

個人開業の場合、ここまでの大手企業と数多く連携することはほぼ不可能です。植木屋革命ではこのように多くの提携先企業があり、豊富な案件が確保できるため、仕事量を調整しながら自分に適した働き方が可能となっています。

⑤定年制度がない

植木屋革命の業務委託契約では、定年制度を導入していません。気力や体力、さらに本人のやる気があればいつまでも続けられます。

実際、継続年数が長い方も多く、70歳を過ぎて現役で働いている方も少なくありません。近年では、老後資金問題や物価高などの心配も多く、出来るだけ長く働きたいと願う方も増えてきました。

植木屋革命の業務委託契約は、充実した教育・研修があり初心者でもプロの技をしっかりと身につけられるため、スタートが遅くても問題ありません。定年制度がないので年齢に関わらず第一線で活躍し続けられます。

植木屋革命の業務委託のデメリット

上記でお伝えしたように、植木屋革命の業務委託位契約は充実した研修制度や大手企業との提携、加盟金やロイヤリティが不要など、メリットといえる特徴が数多く存在しますが、同時にデメリットについても把握しておかなければいけません。

良い面だけをみて、安易に業務委託を結んでしまうと、思っていたのと違う結果となり後悔してしまう原因になります。特に注意すべきなのが稼ぎを出すまでの時期です。

フランチャイズの場合、最短でも数週間程度で稼ぎ出すことが可能ですが、植木屋革命の業務委託契約の場合、1週間～2週間程度で稼げることはまずありません。下記の要点をチェックしてみましょう。

• 研修を行い技術を身につけないと現場に出られない
• しっかりと研修を行わなければリピート率が上がらない
• 「すぐに利益を出したい」という方には不向き

植木カットデザイナーは、正しい知識と高い技術力を有していなければリピート率は上がりません。リピートの獲得ができなければもちろん収益性を上げることもほぼできなくなってしまいます。

本部で行われる研修を修了し、レベルを上げてから現場に出ることが何より大切です。カットデザイナーは長く継続することで多くのリピート客を獲得し、ゆっくりと収益を高めていく事業でとなります。

通常の植木屋の場合は年単位で修行する必要があるため、それぞれを比較すると植木屋革命は劇的なスピードで現場作業が可能になります。

植木カットデザイナーの教育・研修制度

「植木カットデザイナーって何？」「どんな教育・研修を受けるの？」など、基本的な部分に関して疑問に思っている方も少なくありません。実際、植木カットデザイナーという言葉をあまり聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。

植木カットデザイナーとは、本記事でもお伝えしているように、剪定や伐採で庭木の整えるのがメインの作業内容で、見積もりはもちろん造園のデザインや植栽・土壌づくりなども行います。

そんな植木カットデザイナーとして登録するためには、まず教育・研修を受ける必要があります。具体的にどのような学びをするのか、ここで詳しくみていきましょう。

【植木カットデザイナーの教育・研修制度】

現場研修 座学

現場研修

専用の研修センターで基礎的な内容をしっかりと学んだあと、先輩の現場に同行し、顧客対応や現場対応などを学びます。現場研修で学ぶべき内容は主に下記の3つです。

• 必要な道具・適切な服装・安全対策について
• 剪定・伐採（低木・中木・高木）・移植植栽・支柱設置
• マキや松の剪定

研修施設では、現場研修だけではなく合宿も行っており、トレーナーや先輩カットデザイナーが、出来るまで何度もしっかりと教えてくれます。技術力だけではなく自信も身に付くため、未経験でも安心です。

座学

植木カットデザイナーとして必要となる知識を座学で学びます。座学は合計3日間行い、それぞれ1日ごとに勉強内容が異なります。3日間で学ぶ内容は下記の通りです。

1日目	【株式会社クイック・ガーデンの歴史や取引先について】 カットデザイナーとしての働き方を基礎から学ぶ
2日目	【業務の流れ・タブレット端末の操作方法などの仕事概要】 1から教えてもらえるため初心者でも安心
3日目	【安全対策や顧客とのやりとりなどカットデザイナーを知る】 実際の場面を想定し、より現場に近い内容を学ぶ

植木屋革命と業務委託契約をするまでの流れ

植木屋革命と業務委託契約をする流れについて紹介します。まずは契約するための募集要項について下記表をチェックしてください。

応募条件	個人事業主として開業して業務委託契約を交わす方 ※経験不問
準備するもの	写真付きの履歴書 職務経歴書（事前提出）
活動エリア	居住地域を中心に業務委託できる範囲を申告する
研修費用	30万円
仕事内容	主に個人宅のお庭の手入れ
勤務時間・休日	スケジュールは自身で決定可能

募集概要について理解したところで、具体的な業務委託契約をする流れをみていきましょう。

• 会社説明会
• 応募
• 書類選考・面接
• 契約内容説明と契約締結
• 内観研修
• 技術研修
• 業務研修
• 現場デビュー

まず最初に会社説明会に参加しましょう。説明会はオンラインでも可能となっており、質疑応答も実施しています。実際に在籍している方々は、土曜・日曜・祝日の説明会に参加しているため、リアルな声を聞くことも可能です。

応募の際には、事前に履歴書と職務経歴書を郵送してください。書類選考後、面接に進む方のみに連絡があり、二次面接まで行い、契約となる場合は、契約内容の認識に齟齬がないよう契約書のすり合わせを実施します。

「内観研修」「技術研修」「業務研修」など、未経験でも自信をもって業務にあたれる水準となるまで丁寧に教えてもらい、研修修了後カットデザイナーとしての仕事をスタートさせます。

庭革命株式会社でも提携できる業者を募集中！

「最短即日対応可能」「わかりやすい料金形態」「相談・見積もり無料」の庭革命では、業務提携費無料の紹介サービスを開始しました。フランチャイズではないため、社名を変更することなく仕事が遂行できます。

顧客の依頼内容に沿って、剪定や植栽・庭造りなどの様々な業務におけるプロを無料で紹介するサービスで、庭革命ではプロとしての定義3つがあり、これらを満たした業者のみを厳選しています。プロとして定義されている内容は下記の通りです。

技術が約束されている	10年以上の実績があり、経験や知識が豊富な職人・環境や樹木の状態などを見極め、最も適切な提案をしてくれる
接客態度が誠実	「お客様ファースト」を心掛けており、誠実で丁寧なコミュニケーションがとれる
総合的なデザイン力に長けている	庭づくりのデザインはもちろんのこと、どのような環境においても要望に対して適切に応えられる総合的なデザイン力がある

植木屋・造園業として活動をする中で、「技術力に自信があるのに集客がうまくいかない」「営業経験がなくうまく依頼を集められない」と悩んでいる方は、ぜひ一度庭革命に問い合わせを行い、業務委託契約について詳しく話を聞いてみましょう。

植木屋革命の植木カットデザイナーの評判

植木屋革命の業務委託契約を検討している方にとって、植木カットデザイナーはどのような評判なのかは非常に気になるポイントといえます。

ここで、実際に働いている方々の声を集めてみました。植木屋革命の業務委託を検討している方はもちろん、本記事でその存在を初めて知ったという方も、ぜひここで紹介するリアルな声をチェックしてみてください。

評判1：建設作業員を続けながらカットデザイナーとして働く

建設作業員とカットデザイナーを半々くらいで仕事しており、カットデザイナーを初めてまだ数か月程度だがコンスタントに依頼をもらえる。 研修の講師がとても優しく、職人を育てるのではなく「お客様に喜んでもらえるサービスマンを育てる会社」だということが理解できた。 大きな木を伐採する際にはクレーンを使うこともあるため、高所作業車運転技能講習や小型移動式クレーン技能講習などの経験が役に立っている。 最初は「こんな若い人で大丈夫か」と不安に感じるお客様もいるが、精いっぱい仕事すればそれだけで「若いのにしっかりとやっている」と喜んでもらえるので、若いからこそ得をすることもあり大きな武器になる。

評判2：営業マンからカットデザイナーへ転身

仕事をどんなに頑張っても給与に反映されずモチベーションが下がり転職を検討。 植木屋の仕事に興味はあったものの、何年も下積みを重ねなければいけないという先入観があり実際に足を踏み入れたことは今までなかった。 研修期間中に大雪が降り研修が延期になったことがあり、改めて天候に左右される仕事であることを感じた。季節や天気で仕事量に波があると思っていたが、各地のホームセンターと提携しているため豊富な仕事量が確保されているのはありがたい。 毎月本部からカットデザイナーごとの売り上げ状況が提供され、専用アプリで誰でも見れる。今はそこで1位をとることが目標。

評判3：IT企業勤めの不規則な生活を抜け出し自分のペースに合わせた働き方

深夜労働が多く不規則な生活を続けていく中で、自然と触れ合いながら体を動かせる仕事を探している時にカットデザイナーを知る。 個人事業主として働くことに不安はあったものの、腹を決めてカットデザイナーとしてのデビューを決定。女性でも問題なく続けられる仕事で、会社や仲間のフォローもあるので安心して働ける。 トレーナーに同行をお願いすれば現場まで来てくれたこともあり助かった。フォローアップ研修や集まりが定期的に開催されているため、情報交換や悩みの相談の場として活用できる。 当初は週5日稼働していたが、業務量を調整し今は自分に心地いいペースを保ちながら続けている。

まとめ：植木屋革命にFCはない！業務委託契約は可能

植木屋革命にはフランチャイズはありません。その代わり、業務委託契約を結ぶことで豊富なお仕事を紹介してもらうことが可能です。植木屋革命は大手提携先が多く、コンスタントに依頼を受けることができます。

また、充実した研修制度もあるため未経験でも問題ありません。しかし、植木屋革命の業務委託契約は、教育・研修をしっかりと受けてからスタートとなるため業務を始めるまでの期間が必要です。

さらに、フランチャイズとは違い細かな制約などもありませんが、その分自分自身の経営力が必要不可欠となります。まずは植木屋・造園業としてどのような営業スタイルが合っているかをよく見極めておきましょう。