【エクステリア・外構工事業者のホームページ制作】集客効果を上げる方法や掲載すべきポイントを徹底解説

造園業として独立開業後は、エクステリアや外構工事に業務の幅を広げることで更なる収入アップを狙えます。しかし、タウン誌やチラシを撒いて、ただ待っていても顧客はやってきません。顧客の年齢やニーズに合わせ、Webを活用した適切な集客活動が必要です。

この記事では、確実な集客効果を狙うために、エクステリア・外構工事業者のホームページ制作や掲載内容のポイントを解説します。

エクステリア・外構工事業者の集客にはホームページが必須！

エクステリア・外構とは？

フェンスや塀、カーポート、門扉などの家の外側に作られた要素・構造物を外構と呼びます。エクステリアは、庭を含む家の外観全体を表す言葉です。外構ひとつひとつが、エクステリアを構成する要素と言えます。

造園業では、お庭の手入れだけでなく、エクステリアや外構工事までワンストップで対応できる業者も多くあります。庭木の手入れは季節によって収入に変動があるため、エクステリア・外構工事は閑散期でも収入を安定させるための重要な仕事です。

しかし、技術・センスが問われる職人仕事だけに、顧客も仕上がりやデザインが気になるもの。だからこそ、ホームページでの施工事例の掲載は、顧客に対する強力なアピールであり、競合先との差別化にもなります。

エクステリア・外構工事業者におけるホームページの効果

実際にエクステリア・外構工事を請け負っている業者のホームページを検索すると、ハイセンスな印象の美麗なサイトもたくさんヒットします。「ワンランク上の生活」を絵にかいたような写真画像はそれだけで視覚的効果が高く、「この業者はセンスがいい！」とアピール力も絶大です。

ここからは、上記のWeb集客に関する効果を具体的に解説します。

自社サイトがあることで信頼度が上がる

消費者も気になることがあればとりあえずインターネットで検索する時代です。多くの業者がホームページを運営しているだけに、ホームページがないというだけで「信頼に欠ける」とイメージダウンになりかねません。

若い世代ほど、「電話で問い合わせは面倒だから、メールで空いた時間にやり取りしたい」という考えの方が増えています。自社サイトにフォームがあるだけでも「まず問い合わせしてみようか」というきっかけになるはずです。

造園業界はまだまだホームページを持っていない業者が多いため、競合他社より一歩リードできるという点でも重要です。

幅広いお客様にアピールできる

エクステリア工事を検討している顧客の多くは「地域名　エクステリア」「地域名　外構工事」などのキーワードで検索をします。自社のホームページが検索にヒットすれば、近所でチラシを撒くよりも、幅広いエリアの顧客にアピール可能です。

また、チラシの効果は短期間ですが、ホームページはサイトがある限り広告として活躍してくれます。定期的な更新やSEO対策によって検索上位に表示されれば、より多くの顧客に見てもらうチャンスが増えるのです。

他のメディアと連動して集客力をアップできる

ホームページだけでなく、InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなどのSNSと組み合わせてアピールする方法もあります。

YouTubeで剪定やお手入れの解説動画を公開してホームページに誘導したり、InstagramやXで日々の施工写真や植物の育て方を発信し、「詳細はこちら」というリンクを用意するのも有効です。

SNSは拡散されやすく、文章や写真から職人の技術だけでなく人柄も伝わります。長期間の地道な投稿が必要ですが、「センスもありそうだし、こんな気さくな人に施工をお願いしたい」と思ってもらうことが大切です。

エクステリア・外構工事業者のホームページ制作で重要な5つのポイント

ホームページは開設したら即集客効果が出るわけではありません。より多くの人にアクセスしてもらい、問い合わせをしてもらうためには、顧客の興味を引く内容にする必要があります。

ここからは、上記の重要ポイントについて詳しく解説します。

①自社の得意ジャンルを強調する

エクステリアや外構は業者ごとに得意分野があります。デザイン性の高い門扉や家・庭とトータルコーディネートされたエクステリアなど、自社の強みが伝わるホームページにしましょう。

過去の施工例で自慢できる写真があれば、トップページのアイキャッチに使うと効果的です。ホームページのナビ部分に得意ジャンルを入れたりと、アクセスした人に見てもらいやすい仕組みを用意しておきます。

②施工事例の写真を掲載する

施工事例の写真は、自社の実力アピールに最適です。新築住宅の外構はもちろんですが、外構やお庭のリフォームのビフォーアフター写真を掲載しておくと、将来的にリフォームを検討している方にも訴求力があります。可能であれば、プロのカメラマンに撮ってもらい、最高の見栄えの写真を用意しましょう。

和風・洋風・和モダン・南欧風・リゾート風など、ジャンルはさまざまです。「当社ではこんな施工をしてきました」というアピールになるだけでなく、「他社にないこのようなデザインも可能です」という差別化にもなります。晴れた日、明るい時間帯に撮影した写真の方が、写真の雰囲気も良くなるのでおすすめです。

施工事例掲載の効果は、外構・エクステリア工事のジャンルに限りません。剪定や草刈り、防草シート施工のビフォーアフターとしても効果的です。

③SNSとホームページをリンクさせる

InstagramやXなどのSNSとホームページをリンクさせて、ホームページに誘導できるようにしておきましょう。

若い世代ほど、ホームページよりもSNSを重視するため、SNSからのホームページへの流入も期待できます。いいねなどの評価が高いほど、外構・エクステリア工事に興味を持つ人の元に情報が拡散されていく仕組みです。

外構・エクステリア工事のビフォーアフター写真や動画をこまめに発信することで、「定期的に仕事が入っていて実力のある会社なんだ」「ここに依頼すればこんな素敵な外構にしてもらえるんだ」と、信頼・親近感を獲得できます。

④検索上位を狙うためにSEO対策を行う

SEO対策とは？

SEO(Search Engine Optimization)対策は、検索エンジンの検索結果に上位表示されるための施策です。検索エンジンに「ユーザーにとって有益なサイト」と認識されるために、ホームページを最適化します。

せっかくホームページを作っても、アクセスしてもらえなければ集客には繋がりません。また、顧客は検索上位のサイトからアクセスしていきます。「(地域名)　エクステリア」で検索した際、上位に表示されるようにSEO対策を施しましょう。

しかし、SEO対策は内容が多岐に渡り、非常に専門的です。継続して長期間行う必要があるため、それなりに時間もかかります。自分で勉強してSEO対策をする時間が惜しい方は、専門のSEO業者にしてしっかりと結果を出してもらうという方法もあります。

⑤レスポンシブデザインを採用する

一昔前であればホームページといえばパソコンで閲覧するものでしたが、今は何でもスマートフォンで検索する時代です。パソコン表示はもちろん、スマートフォンでも閲覧しやすいレスポンシブデザインのサイト作りを推奨します。

レスポンシブデザインに対応していない場合は、パソコン版がそのままスマートフォンで表示されますが、スマートフォンの小さな画面ではユーザーにとって見づらいという欠点となります。「読みにくいから、もっと見やすいサイトを探そう」とならないように、スマホでも読みやすいデザインを用意しておきましょう。

自分でレスポンシブデザインの対応が難しい場合は、専門のWeb制作会社に依頼するのも良策です。コストは必要ですが、プロが手掛けるからこその洗練されたデザインでユーザーにも見やすく、SEOにも強いサイトを制作してもらえます。

エクステリア・外構工事業者がホームページに掲載するべき8つの項目

ホームページを作るにしても、「集客にはどの情報を掲載したらいいのかわからない」とお悩みの担当者もいることでしょう。

ただ情報を載せるだけではなく、お客様に伝わる情報掲載のポイントを押さえておきましょう。ここからは、上記の項目の掲載のポイントについて解説します。

1.主な業務内容

ホームページを見に来たユーザーが一番最初にチェックするのが、この業務内容の部分です。カーポートを作りたい、塀や門扉を新しくしたい、ウッドデッキがほしいなど、「主な業務内容」では、その人が求める工事に対応しているのか確認できます。

可能であれば、「カーポート」「フェンス」「ウッドデッキ」など、項目別にサブナビとページを用意しましょう。ユーザーが使いやすいサイトは、検索エンジンからも評価されやすく、キーワード検索で上位表示の可能性が高まります。

2.代表者の挨拶・従業員紹介

外構・エクステリア工事は高額だからこそ、顧客としては信頼できる会社を選びたいもの。できるだけ顔の見える相手のほうが、信頼しやすいため、代表者の挨拶・従業員紹介は必要です。

「こんな人に工事してもらえるのか」と安心して任せてもらえるよう、信頼・親近感を持てる写真や挨拶文を用意しましょう。

3.施工事例・実績

これまで手掛けてきた外構・エクステリア工事の実例を写真で紹介しましょう。リフォーム工事の場合は、ビフォーアフターの写真でさらに伝わりやすくなります。テーマやポイントなど、簡単な紹介文があるとなお良いです。

また、過去の実績として、公園・商業施設などの有名なスポットを手掛けている場合は、文章での紹介も効果的です。

4.依頼から施工完了までの実際の流れ

外構・エクステリア工事を本気で検討している方が知りたいのは、「依頼から施工完了までの流れ」です。

顧客の大半は、工事依頼が初めての方となります。打ち合わせはどのような形でするのか、工事が始まるまでにどのような流れがあるのか、必要なものはあるのかなど、画像を使った丁寧な説明があったほうが安心できるはずです。

5.メニューとそれぞれの費用

自分が依頼したい工事に対応してもらえるのか、だいたいどれくらいの費用が必要なのかは気になるところです。

過去の実例と合わせて参考費用の記載があれば、顧客側も具体的な想像をしやすくなります。また、費用の情報があったほうが問い合わせのハードルも下がるので、参考程度でも載せておくと良さそうです。

6.お客様の声

デジタルの時代だからこそ、口コミ・レビューは重要です。実際に施工工事を依頼した人の感想を、施工工事の内容・写真と合わせて紹介できると、さらに信頼を獲得でき、印象もアップします。

これから工事を受注する場合は、積極的に施工後の感想を書いてもらいましょう。

7.よくある質問

工事の時にお茶やトイレ貸出は必要か、立ち合いは必要か、支払い方法など、顧客の大きな疑問にあらかじめ解決できるページを用意しておきましょう。事前に疑問を解決できれば、何度も問い合わせをする必要もありません。問い合わせの電話やメールに回答する時間も減らせます。

また、顧客側は、事前に疑問を解決できることで、安心感も得られます。

8.ブログ

意外に効果を発揮するのがブログです。施工事例やキャンペーンを発信するほか、スタッフや代表の日常を綴ることで親近感を持ってもらえます。

また、ブログの内容もSEOを高める要素のひとつ。「今日は竹垣の工事をしました」「最新のカーポートの紹介です」「敷石次第で玄関アプローチの印象はこんなに変わる！」など、ブログの内容次第で新たな検索キーワードの流入が期待できるのでおすすめです。

依頼を検討している人の中には、本当に信頼できる業者なのかを最終判断するために、熱心に過去のブログから実績をチェックすることもあります。

エクステリア・外構工事業者がホームページ制作後にやるべきこと

ホームページは作って終わりではありません。その後の短期的・長期的な運用が集客を左右します。

ここからは、上記のエクステリア・外構工事業者がホームページ制作後にやるべき3つのポイントについて解説します。

ホームページを運用できる体制を整える

ホームページを作れば検索上位に表示されて、即集客というわけにはいきません。ホームページを作って終わりではなく、その後の運用をしていくことで検索上位に表示されるようになります。ホームページの集客効果は、その後の運用次第です。

施工事例が増えれば追加する、ホームページに誘導できるようにブログ更新やSNS投稿を続ける、トレンドに合わせたSEO対策を施すなど、短期的なものから長期的なものまでいろいろな手を打つ必要があります。

ホームページを作る際には、更新頻度や追加するページなど、運用の方法もあらかじめ考えておきましょう。更新ができるスタッフも必要です。小規模事業でホームページ担当のスタッフがいない・そこまで時間が割けない場合は、プロの運用業者におまかせするのもひとつの方法です。

定期的に更新を行う

ホームページは作って放置ではなく、定期的な更新が重要です。最新情報の日付が1年前になっていると、見る人が「この会社は本当に大丈夫？今も営業してるの？」と不安を覚えるかもしれません。

また、施工事例や実績が定期的に増えていけば、それだけでユーザーからの評価に繋がります。ブログやSNSで最新の情報を次々発信していくことで、新たな顧客の獲得の可能性も高まるので、更新は定期的に行いましょう。

アクセス数や検索キーワードなどの分析を行う

ホームページの集客力を高めるためには、そのホームページの分析も重要です。

アクセス解析で、どの地域・年代の人がアクセスしているのか、アクセスはパソコンなのかスマホなのか、どのようなキーワードで検索されているのかを把握しましょう。どのページが多く閲覧されているのかを知れば、見えてこなかった自社の強みや価値が明らかになるかもしれません。

また、アクセス数が少なければ、検索エンジンに認識されていなかったり、基本的なSEO対策が間違っていたりという可能性もあります。

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ホームページ制作をプロの業者に依頼すると、デザイン性が高くSEOに強いサイトが期待できます。ただし、造園業の知識がない制作会社や、植木屋のホームページ制作の経験がない業者に依頼した場合は、打ち合わせで齟齬が出たり、イメージが伝わらないというトラブルも起こりがちです。

集客総合研究所では、造園・植木屋のWeb集客を知り尽くしているため、ホームページ制作からその後の運用まで徹底サポートが可能。外構・エクステリア工事業者のホームページとして、どのような情報発信が必要か、どのようなアプローチが効果的かを検討し、集客力アップのための最適解を提案します。

エクステリア・外構工事業者のホームページに関するよくある質問

「ホームページを作ろうにも、わからないことだらけで何から始めたらいいのかわからない」という方もいることでしょう。エクステリア・外構工事のホームページ制作でよくある質問を集めました。

ここからは、上記のエクステリア・外構工事業者のホームページ制作でのよくある質問と、そのアンサーを解説します。

ホームページ制作の費用相場はどのくらい？

ホームページはデザインや機能にこだわるほど費用が高くなります。内容によっては100万円を超えることもありますが、基本的に20万円～と考えてください。

5万円～といった格安ホームページ制作を売りにする制作会社もあります。しかし、「安ければよいというわけではない」ということも知っておいてください。

格安の分、アフターフォローやSEO対策がなかったり、ページ数が最低限という条件付きとなります。集客のできるホームページ作りのためにも、今後の運用も考えて予算を組みましょう。

MEO対策とは？ホームページと関係ある？

MEO対策とは？

MEOとは「Map Engine Optimization（マップ検索エンジン最適化）」の略称です。Google MAPなどのマップ検索ができる機能で上位表示されるための施策をことを言います。

「ウッドデッキ＋地域名」で検索する際、検索結果で「場所：」として地図とその地域の業者が表示されます。これはGoogleのサービスのひとつで、その業者の詳細情報やホームページ、口コミなどビジネス情報が表示される機能です。

マップ検索エンジンでは「Googleビジネスプロフィール」を登録した業者が表示されますが、MEO対策を施すことで上位表示を狙えます。MEO対策はSEO対策と内容が異なり、会社の詳細情報や施工写真、ユーザーの口コミの数や内容も評価対象です。

Googleはユーザーに有益な情報提供を重視しているため、マップ検索の上位表示を狙うためには、ホームページが必須です。

ホームページのデザインにもこだわるべき？

美容・グルメ・エンタメなど、ホームページ制作は、そのジャンルに合わせた見せ方があります。外構・エクステリアは機能性や安全性だけでなく、見た目も重要です。施工写真やイメージ画像を使い、デザイン性の高いホームページの方が顧客も安心できます。

競合他社に差をつけるためにも、「この会社はセンスがありそう」「ホームページと同じくらいおしゃれなエクステリアを作ってくれそう」と、少しでも顧客に興味を持ってもらうことが大切です。

まとめ

外構・エクステリア工事は、ホームページを使ったWeb集客によって新たな顧客の開拓が可能です。定期的な更新と情報発信によって、長期間の広告宣伝機能を果たします。

また、ホームページは作るだけでなく、SEO対策を施し、検索上位に表示されやすいホームページ作りを心掛けることも大切です。

SEO対策やホームページ更新のやり方を勉強する時間が惜しい、よりデザイン性の高い洗練されたホームページがほしいという方は、プロのホームページ制作会社に相談してみましょう。予算内でPRできる方法を提案してくれるはずです。