【エクステリア・外構工事のイベント】相談会や展示会は意味がある？集客の重要性やその他の集客方法もご紹介

エクステリア・外構工事の集客でお悩みの方は、これまでの集客方法に問題があるかもしれません。チラシや看板広告だけでなく、外構の相談会やエクステリア展示会などのイベント開催やインターネット集客にも挑戦してみましょう。

この記事では、外構・エクステリア業界で集客が重要視される理由や、イベント集客の効果、後半ではイベント以外の集客方法についても解説します。集客で次の一手に悩んでいる方は参考にしてください。

エクステリア・外構工事業者における集客の重要性

外構工事事業では、これまで以上に集客が重要視されるようになりました。その理由は複数挙げられます。

ここからは、上記の集客が重要とされる理由について解説します。

メインターゲットになる30代が減っている

外構工事は、新築住宅に付随するもの。マイホーム購入を考える客層は主に30代です。つまり、外構工事のメインターゲットも30代と言えます。

しかし、少子高齢化に伴う人口減少によって、そのメインターゲットとなる30代も減少傾向にあるのが現実です。少ない客層を他社より先に獲得するため、確実に集客できる営業活動が必要となります。

マイホームを購入しない人が増えている

不動産価格事情により、都会では一戸建て住宅ではなく、マンション購入を希望する人も少なくありません。

また、転勤やライフスタイルの変化によって、結婚しない、子どもを持たない、居住地を一か所に定めないという選択肢も増えてきました。マイホームを購入しない層の増加により、外構工事の顧客は以前より減少しています。

利益率の高い直案件を獲得する必要がある

直案件(直請け)とは？

工事の契約をクライアント（顧客）と直接契約し、自社施工として受注すること。

外構・エクステリア工事業者の中には、ハウスメーカーや工務店の下請けとして工事を受注するケースもあります。下請けではなく、顧客から直接工事の依頼を受けて契約する案件が、直案件です。

下請けの場合は、元請け業者から受注する分利益が減りますが、自社が元請けとなる直案件は利益率も高くなります。自社の収益を上げるためには、利益率の高い直案件を増やすべきです。

外構・エクステリア業者の中には、「下請けを使わない自社施工なので、その分価格を抑え、お客様に安く還元できます」と顧客側の直請けのメリットをアピールする業者も増加中です。直案件は、顧客が自社の施工技術とその後のアフターケアに対して満足してもらえれば、リフォーム工事や新しい顧客の紹介に繋がることもあります。

エクステリア・外構工事業者ではイベントも集客につながる

「イベント開催なんてお金も時間もかかるし…」と思っていませんか？相談会や展示会などのイベントは、参加するだけでも、集客への大きな足がかりです。

外構・エクステリアの展示会ではさまざまな業者が集まり、最新の外構・エクステリアのトレンドもチェックできます。また、展示を多くの見込み客に見てもらえるチャンスです。VR技術も発達し、近年ではオンライン展示という形も可能となりました。

エクステリア・外構工事業者におけるイベント以外の集客方法8選

メリットも大きいイベント出展ですが、頻繁に開催されるものではありません。また、自社の相談会を開催するのも時間や手間がかかるもの。その他の方法での集客も考えましょう。

ここからは、上記で挙げたイベント以外の集客方法について詳しく解説します。

①自社のホームページを作成する

気になることがあれば、とりあえずスマホで検索する時代です。「地域名　外構」「地域名　エクステリア工事」などのキーワードで検索するユーザーに見てもらうためにも、自社ホームページの作成は必須と言えます。また、検索で上位表示されなくてはアクセスも望めません。上位表示されるためのSEO対策も必要です。

SEO(Search Engine Optimization)対策とは？

検索エンジンに「ユーザーにとって有益な情報の多いホームページ」だと評価してもらうための施策がSEO対策です。評価が高いほど検索結果で上位に表示され、アクセスされやすくなります。

ホームページはお問い合わせの窓口であり、同時に自社の強みを発信するデジタルパンフレットです。過去の施工実績はもちろん、他社に比べて自社が得意としている工事を写真や文章でアピールできます。

②Googleマイビジネスへ登録する

Googleマイビジネスとは？

検索エンジン大手Googleが無料提供しているビジネス用店舗情報管理サービスで、現在はGoogleビジネスプロフィールという名称に変わりました。

登録すると、Googleのマップ検索の結果に会社情報・店舗情報が表示されるようになります。写真画像(店舗・施工写真など)や、利用者の口コミ投稿管理も可能です。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、登録無料なので、ホームページや施工写真と合わせて登録しましょう。施工工事を終えた顧客に口コミの投稿を依頼しておけば、他の見込み客がチェックしたときに印象アップを望めます。

③広告を配信する

Web広告やSNS広告も、運用次第で高い効果が期待できます。

Web広告はGoogleやYahooなどの検索結果に表示される広告で、関連するキーワードによって表示されるものです。SNSは広告はInstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどのタイムラインやストーリーに表示されます。どちらも、検索キーワードやアクセスする投稿の傾向から、エクステリアに興味を持つユーザーにリーチします。

ただし、広告配信でユーザーに正しくリーチさせるためには、専門知識も必要です。確実な効果を狙いたい場合は、運用をWeb広告の専門業者に相談してみましょう。

④SNSを活用する

SNSは、ユーザーに拡散されるような良い内容であれば、よりたくさんのユーザーへのリーチが期待できます。

ユーザーの多いX(旧Twitter)やInstagram、TikTok、Facebookなどの複数のSNSが活用されており、SNS投稿に興味を持ったユーザーが「詳細はこちら」などのリンクからホームページへ誘導される仕組みです。過去の施工工事の様子や、現在進行中の工事の進捗を写真で紹介でき、技術力のアピールにもなります。

また、「外構に興味はあるけれど、忙しいので業者のホームページは見る時間がない。でもSNSはとりあえずフォローして、タイムラインに表示されたら見る」というユーザーもいます。SNSは忙しい30代への広告として有効です。

⑤ポータルサイトに登録する

ポータルサイトとは？

ポータルは「門・大きな玄関口」を意味しており、ポータルサイトは巨大な情報の入り口という意味です。

Googleのような検索ポータルもあれば、Yahooのように天気・ニュース・各種機能などのさまざまな情報の窓口となる総合ポータルサイトもあります。専門的なポータルサイトも多く、住宅・外構・エクステリア専門のポータルサイトもあるので活用しましょう。

専門ポータルサイトにアクセスするユーザーは、そのジャンルに強い興味を持つ見込み客です。ポータルサイトで興味を持ち、問い合わせの内容次第では、成約の可能性も高まります。

ポータルサイトは、営業をしなくても集客ができるというメリットがあります。

⑥動画を制作する

写真以上の視覚・聴覚での広告効果を持つのが動画です。施工工事のビフォーアフターや、外構のプロが説明するDIY講座で興味を持ってもらい、ホームページに誘導します。

DIY動画はYoutubeで人気です。動画を通して親近感を持ってもらい、「自分でできるところまでDIYして、難しいと感じたら私たちにお任せください」とアピールできます。

また、TikTok・Instagramなどのショート動画では、「築〇十年の古いお庭と外構が激変！」というビフォーアフター動画も効果的です。

⑦チラシのポスティング

「チラシは見ないで捨てられてしまうから効果がないし…」と思われるかもしれません。確かに、インターネット広告やTVCMの台頭で、チラシの広告効果は過去よりも下がっていますが、住宅・外構においてはチラシの集客はマーケティング次第で成功します。

営業エリア内で、マイホームを求める世帯が住んでいるエリアや、外構リフォームが必要なエリアに限定してポスティングすれば、集客も期待大。

また、高齢者世帯ではインターネットを使わない家も多く、手に取って見られるチラシのほうが効果的です。劣化した外構のリフォームやバリアフリー化など、リフォーム外構のチャンスもあるので、文字の大きい見やすいチラシ制作を心掛けましょう。

⑧看板の設置

営業エリアを限定し、地域密着の営業をしている業者ほど、看板は重要です。通勤途中の交差点や駅前などの看板は、デザインによっては自然に目につきます。

ただし、SNSやホームページと違い、看板は情報量に限りがあります。とっておきの施工写真とともに、「家族のための理想の家を施工します」などの短い言葉でシンプルにアピールしましょう。

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まとめ

エクステリア・外構工事業者におけるイベント集客は、契約の見込みが高い顧客に対して、対面で直接アピールできるメリットがあります。ただし、コストも準備期間もかかるため、他の集客方法と併用がおすすめです。

メインターゲットとなる30代にアプローチしたいのであれば、自社ホームページは不可欠。SNSや動画で興味と信頼度を高め、ホームページに誘導します。また、検索でアクセスを増やすためのSEO対策も重要です。

インターネット集客には時間やノウハウも必要なので、最初はインターネット集客の専門業者におまかせして、運営方法を覚えたら自社で対応するという方法もあります。