【燕趙園(えんちょうえん)】鳥取県の本格的な中国庭園・燕趙園の見どころをご紹介

鳥取県には、本格的で豪華絢爛な中国庭園「燕趙園(えんちょうえん)」があります。材料や装飾はすべて中国からとりよせたというから、驚きです。

ドラマの撮影地としても有名で、テレビで見たことがある!という方も多いかもしれませんね建物も素晴らしいですが、28つある庭園はどれも個性的で飽きることがありません。

そこで今回は、鳥取県東伯郡にある本格的な中国庭園「燕趙園」の見どころをご紹介します。

この記事を読んで、「燕趙園(えんちょうえん)」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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その他、お庭・植物に関する悩みがあるお客様も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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目次

燕趙園とは?

中国庭園
燕趙園とは?

燕趙園は、鳥取県にある日本最大級の本格的な中国庭園。鳥取県と中国河北省の友好の証として、建設されました。

燕趙園でつくられた建物は、皇家園林方式の中国庭園を忠実に再現。設計や材料の調達・加工もすべて中国で行われており、一度建てたものを解体して日本に運ばれてきました

日本で再度建てるときも中国人技術者のもとに建設されるなど、かなり本格的な庭園です。

建物内の装飾も中国人彩画師により描かれ、皇帝を象徴する五本爪の龍など2000以上の彩画が描かれています。また、皇帝にしか使用できないという黄色の瑠璃瓦も、必見です。

燕趙園はドラマ「西遊記」の撮影にも使われました

燕趙園の5つの見どころ!

燕趙園では、28つの庭園がつくられています

28景と称し、それそれが個性的な庭園美を演出しています。一歩進むごとに違う表情の庭園が出迎えてくれ、ワクワクと興奮がとまらないことでしょう。

そのなかからぜひ見てほしい庭園4つと燕趙園ならではの見どころを1つ、計を5つ選びました。それでは、詳しくご紹介します。

1【第1景:燕趙門(えんちょうもん)】威厳のある立派な門構え

中国庭園

出典元:https://www.encho-en.com/

燕趙園にはいると、いちばん最初に目にするのが第1景の「燕趙門」。皇帝の色である瑠璃瓦を葺き、門の前には1対のシーサーが出迎えます。

向かって右の玉を踏んでいるのがオスで、左側の子のシーサーをメスだそうです。威厳のある立派な門構えが、これから見学する庭園の期待を高めてくれます

瑠璃瓦は瑠璃色ではなく、うわぐすりを塗って光沢を出した瓦のことです。

2【第10景:三景軒(さんけいけん)】丸窓からの景色を楽しんで

中国庭園

「三景軒」には、丸い窓から3つの景色を見ることができます。それぞれを荷風榭(かふうしゃ)・華夏堂(かかどう)・一覧亭といい、景色が丸い掛軸のようです

窓から見える景色をゆっくり眺めたり、窓の外から顔を出したりして楽しんでくださいね。石の腰掛がありますので、時間が許す限り窓からの風景にウットリしてください。

3【第21景:有別洞天(ゆうべつどうてん)】ミステリアスな洞窟

中国庭園

出典元:https://www.encho-en.com/

優美な庭園から一変、ごつごつとした岩の洞窟が現われます。第21景の「別有洞天(べつゆうどうてん)」は、山に洞穴がつくられています。

ここは、外界と断絶した世界があるといわれており、ほかの豪華な庭園とは違った雰囲気です。ちょっとミステリアスで不思議な感覚ですが、冒険心をくすぐられるようで楽しい場所です。

4【第23景:梧竹幽園(ごちくゆうえん)】上品で繊細な庭園

中国庭園

出典元:https://www.encho-en.com/

園内のほとんどは皇家園林方式ですが、この梧竹幽園だけは私家園林方式が採用されています梧竹幽園はこれまでの豪華な庭とは違い、中国江南地方の上品で繊細な雰囲気をかもしだしています。

また、青桐や竹林など皇家園林方式とは対照的な構成が、なんだか安心感のある庭園といった印象があります。

5【チャイナドレス】レンタルして想い出をつくろう

チャイナドレス

燕趙園では、チャイナドレスをレンタルすることができます本格的で素敵な庭園がいっぱいの燕趙園で、チャイナドレスに身を包んでみませんか?素敵な思い出として、残すことができますよ。

衣装は子ども用・女性用・男性用と、色や柄も種類が豊富です。約200着のなかから選べるのが、楽しいですね。家族や友達・カップルなど大切な人とコスプレをして、楽しい思い出をつくってみてはいかがでしょうか。

レンタル料は、高校生以上は500円、中学生以下は300円です。

燕趙園は四季で楽しみ方が変わる!

燕趙園の見どころは豪華な建物だけではなく、花などの植物も素敵です春には牡丹が咲き乱れ、夏には蓮の花を見ることができます。

また、中国の行事が体験できるイベントやライトアップなど、一年を通して楽しめる中国庭園です。それでは、燕趙園の四季の楽しみ方をご紹介します。

【春】華やかな牡丹を楽しめる

ぼたん

燕趙園には、牡丹園があります。春になると豪華で華やかな牡丹が、咲き乱れますその数なんと、1,200株!この季節には、ぼたん祭りも開催されます。

また、牡丹園にはグラウンドゴルフ場があります。ゴルフ場ですが公園のような雰囲気で、小さなお子さまも一緒に遊べます春は牡丹に囲まれてプレイをしてみてはいかがでしょうか。

【夏】神秘的な蓮の花を見に行こう

蓮

夏は、蓮の季節です。池にはたくさんの蓮が浮かび、早朝になると花を咲かせます。蓮は朝早く花を咲かせ、昼にかけて徐々に閉じてしまいます

燕趙園では蓮の花を楽しむために、毎年早朝に開園していますそんな神秘的な蓮の花を、早朝のまだ涼しい夏の日に見学してみてはいかがでしょうか。

ありがたい気持ちになれそうですね。

【秋】中国の「重陽節」にちなんだイベントを開催

獅子
重陽節とは?

旧正月の9月9日に行う行事で、吉祥の日だそうです。中国で奇数は「陽の数」で、9月9日は陽数の極である「9」が重なる日なため「重陽節」と呼ばれるようになったという説があります。

中国では、重陽節という行事があります

重陽節の日は「高いところに登ると幸運が訪れる」といわれており、家族や友人とハイキングに行くのが一般的です。

燕趙園では、この重陽節に合わせてイベントが開催されます秋に行かれる方は、日程をチェックしてから訪れてくださいね。

【冬】ライトアップで幻想的な庭園を楽しんで

中国庭園

出典元:https://twitter.com/enchoen4

冬になると、それぞれの庭園がライトアップされます。昼間の華やかな庭園も素敵ですが、闇夜に浮かび上がる建造物も幻想的で素敵ですよ

日によってスープなどが配られたり、宝探しのイベントが開催されます。寒さ厳しい冬だからこそ、いつもと違った雰囲気の中国庭園を楽しんでくださいね

燕趙園の基本情報

開園時間は9時~17時ですが、季節により変動します。燕趙園へ行かれる際は、あらかじめ公式ホームページで時間を確認してください。

敷地が広いため、時間をたっぷりとって行かれることをおすすめします

燕趙園の入場料

お金

大人:500円
小中学生:200円

燕趙園の営業時間

open

【開園時間】
9時~17時
※最終入園16時30分
※夏は早朝開園、冬はライトアップあり。季節により時間が変動する可能性があります。

【休園日】
1月、2月の第4火曜日(祝日の場合は翌日)

燕趙園へのアクセス

access

【車で行く場合】
・関西圏(京都、大阪方面から)
中国自動車道 院庄IC下車ー>国道179号線経由 院庄ICより約80分

・広島から
中国自動車道ー>米子自動車道 湯原IC下車 国道313号、179号経由 湯原ICから60分

・岡山から
岡山自動車道ー>中国自動車道ー>米子自動車道 国道313号、179号経由 湯原ICから60分

【電車で行く場合】
・京都駅、大阪駅から
JR京都駅発(大阪経由)特急スーパーはくとー>智頭急行経由ー>JR倉吉駅下車 車で10分

・岡山駅から
JR岡山駅から 特急スーパーいなばー>智頭急行経由ー>JR倉吉駅下車 車で10分

【飛行機で行く場合(関東)】
・東京(羽田空港)ー>鳥取空港(ANA)1日4便 90分
鳥取空港 空港連絡バス45分ー>松崎駅前下車 徒歩で10分

・東京(羽田空港)->米子空港(ANA)1日5便 80分
米子空港 車90分 空港連絡バス30分ー>米子駅下車ー>JR松崎駅下車 徒歩で10分

燕趙園のまとめ

中国庭園

中国庭園「燕趙園」の見どころや、四季の楽しみ方をご紹介しました。燕趙園は道の駅やレストランが併設されており、非常に便利な場所にあります

また、中国といえば中国雑技団ですよね!定期的にショーも行われ、何度行っても楽しめるエンターテイメント施設です

子どもから大人まで楽しめる中国庭園「燕趙園」に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

この記事を読んで、「燕趙園(えんちょうえん)」の様な庭園を、ご自宅に作ってみたいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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