庭革命

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プリペットの剪定方法や剪定時期を徹底解説【生垣におすすめ】

剪定入門道場

2020.08.02

プリペット

この記事を読むのに必要な時間は約 15 分です。

プリペットという樹木を知っていますか?プリペットは以外と身近にある植物で見かけたことのある人も多いでしょう。シルバープリペットは庭木としても人気の品種で、植えてみたいという人もいると思います。

今回は、シルバープリペットの特徴と育て方・剪定の方法を紹介していきます。剪定のときに気をつけてほしい細かなポイントとプリペットの他の品種についても紹介していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。

 

シルバープリペットの基礎知識

シルバープリペット1年中美しい葉を観賞することのできるモクセイ科の常緑低木です。白い斑入りの葉が美しく、遠目から見た目ても映えています。柔らかい雰囲気を持った樹木で洋風の建物やナチュラルな雰囲気の建物との相性はばっちり。

また、常緑樹で性質が丈夫なので一年中カラーリーフとして鑑賞されることが多いです。葉は密生して刈り込みにも耐えることができるので生垣などとして選ばれることもあります。

非常に成長が早く放置しておくと3mくらいまで成長する種類でもあります。四季の変化によって花を咲かせたり実をつけたりするため、年間を通して楽しむことができますよ。

 

シルバープリペットの耐寒性・耐暑性

シルバープリペット

シルバープリペットは、耐寒性・耐暑性に優れた樹木です。乾燥にも強いため初心者でも育てやすいのが特徴です。寒さには強いシルバープリペットですが、日陰に植えるのはおすすめできません。

日当たりのいい場所に植えることで斑入り模様が美しく現れるため、鑑賞目的で植えるのであれば場所には注意しましょう。基本的に、真夏でも葉焼けをすることはなく、年間を通して葉の斑入り模様を楽しむことができます。

しかし、寒冷地では冬に葉を多く落としてしまうことがあるので温かい地域では常緑樹。寒冷地では半常緑樹となります。

 

シルバープリペットの花と実

シルバープリペット

シルバープリペットは春から初夏にかけて白い小花を咲かせます。良い香りのする花で、見た目だけでなく香りも一緒に楽しむことができます。花が咲いた後に剪定せずに放置していれば、黒く小さな実が実ります。ブドウのように枝の先にたくさん実ってくれますよ。

ブルーベリーのようにも見えますが基本的にシルバープリペットの実は食べません。食用というよりは鑑賞用、外部からの目隠し用として栽培するのがおすすめです。

 

シルバープリペットの花言葉

シルバープリペット

シルバープリペットの花言葉は「くつろぎ」です。シルバープリペットのプリペットという言葉は「プライベート」という言葉が元になっています。プライバシーを守るという意味もこめて「くつろぎ」という花言葉がついたと考えられています。

また、シルバープリペットは生垣としても植えられる植物です。シルバープリペットの生垣でプライベート空間を守りくつろぎを与えてくれるという面からも、花言葉には納得ですね。

 

シルバープリペットの剪定の方法

シルバープリペットは成長スピードが速い植物のため、定期的に剪定する必要があります。放射状に枝を伸ばしながら成長していくことから、上下に絡み合ったり曲がったりした枝が多いのが特徴。

伸びた枝を放置しているとどんどんと成長していくため、剪定しなければせっかくの樹木が台無しになってしまいますよ。ここからは、シルバープリペットの剪定についての基礎知識とポイントを紹介していきますね。

 

シルバープリペットの剪定時期は?

ガーデニング道具

シルバープリペットの剪定は基本的に時期を選びません。おすすめなのは花が咲く前の2~3月頃もしくは花が咲いた後の6月~7月頃です。酷暑である8月は、よっぽど剪定が必要な場合以外は避けるようにしてください。

シルバープリペットは常緑樹であるため年間を通して葉っぱがついています。春ごろには花を楽しめてその後は実がなるので、また違った景観を楽しめます。自分がシルバープリペットを楽しみたい時期をさけて剪定するのがポイントです。

 

シルバープリペットの剪定は何回必要?

シルバープリペットの剪定は年に何回必要なのかは明確に決められていません。しかし、非常に成長の早い植物であることに加えて、放射状に枝を伸ばして成長するので枝が絡み合います。曲がった枝も多くなるので、剪定をせず放置しておくと害虫が発生する原因にもなります。

最低でも年に1回は剪定するのがおすすめです。また、シルバープリペットが成長できるスペースが限られている場合は枝が伸びてきたら頻繁に剪定をしてあげましょう。

 

シルバープリペットの剪定が必要なタイミング

剪定バサミ

シルバープリペットの剪定が必要とされるタイミングは、枝が伸びてきて絡み合っているときです。成長スピードは植えられている環境によって多少異なります。自分の家のシルバープリペットの成長ペースに合わせて剪定していくことが重要です。

また、シルバープリペットの特徴は斑入りの葉です。たまに斑入りの葉のついているシルバープリペットから、普通の緑の葉が生えてくることがあります。これはシルバープリペットの原種であるプリペットの葉です。

その葉が生えてきた枝を放置しておくと斑入りの葉がどんどんと少なくなってくるので、余分な枝は剪定しておくときれいな状態を保つことができますよ。

 

シルバープリペットを生垣にするなら「切り戻し」を

観葉植物

シルバープリペットを生垣として植えることで外部からの目隠し効果を期待できます。生垣として育てないなら、樹高を低く保つことが重要。そのためには数か月に1回程度は剪定を行うようにしましょう。

また、枝葉の密度が低くなってしまうと生垣としての意味がなくなってしまいます。枝葉の密度を保つには枝を途中から切り取る「切り戻し」が有効的です。「切り戻し」をすることで枝数を増やすことができるため、生垣として植えるには効果的な剪定方法です。

 

【後悔しないために】シルバープリペットの手入れに必要なこと・注意点

シルバープリペットは比較的育成が簡単な植物ですが、育て方を間違えてしまえば枯らしてしまう可能性もあります。のちのち後悔しないために、シルバープリペットの手入れに必要なことと注意点を紹介していきます。

シルバープリペットを育てるための知識を持っていて損はありません。きっと役に立ちますよ。

 

1:肥料と水

肥料

肥料と水を与える頻度は庭植えか室内植えかによって異なります。シルバープリペットは乾燥にも強い植物なので、庭植えの場合は雨からの水分だけで充分です。室内で育てる場合は土の表面が乾いたら水を与えていくようにしてみてください。

ただし、乾燥に強いと言っても晴天がしばらく続くとシルバープリペットも弱ってしまいます。庭植えでも状況に応じて水を与えてあげましょう。肥料は、与えなくてもしっかりと育ってくれます。与えるのであれば2月と9月の年2回、緩効性肥料を選んであげて下さいね。

 

2:冬には葉の掃除

葉

シルバープリペットは常緑樹なので落葉樹と比べると葉っぱの掃除も少なくて済みます。しかし、まったく葉が落ちないということではありません。耐寒性が強いため日本の寒さで枯れることはほとんどありませんが、葉っぱは落ちやすくなります。

寒い地域の方が葉っぱが落ちやすいのでこまめに掃除することが重要です。寒いからといって掃除をさぼっていたら病原菌や害虫が発生する原因になるので注意してくださいね。

 

3:病害虫の対策

ハマキムシ

病害虫にも比較的強いシルバープリペットですが、ハマキムシは発生することがしばしば。ハマキムシは葉を撒いたりつづり合わせた中に生息します。葉や芽などを食害します。葉が丸まっていたら中にハマキムシがいる可能性が高いです。切り取って処分するようにしてみてください。

また、定期的に薬剤を散布することでハマキムシの発生を防ぐこともできます。他にも、定期的な剪定によって風通しをよくすることでハマキムシの被害に合いにくい環境をつくることができますよ。

 

4:緑色の葉が生えてきたら切り落とす

芽を摘む

シルバープリペットは、プリペットという原種を改良してできた樹木です。そのため、成長過程においてシルバープリペットではなく、プリペットの葉が生えてくることがあります。

プリペットの葉は斑入り模様がなく緑色をしています。違和感はないと感じる人が多いですが、放置しておくとシルバープリペットの葉がプリペットの葉になってしまいます。プリペットの葉を発見したら枝ごと切り取るようにしてくださいね。

 

シルバープリペットの増やし方!栽培方法は2種類

シルバープリペットを一度植えた人は、その魅力に惹かれるあまりもっと増やしたいと思うことでしょう。シルバープリペットを増やす方法としては、苗から育てる方法と挿し木で増やす方法の2種類があります。

それぞれの方法について詳しく説明してくので、シルバープリペットにはまって増やしてみたいと思っている人は参考にしてみてくださいね。

 

1:苗から植木鉢で育てる

パキラ

から植木鉢で育てるのであれば、気温が安定している春か秋に植え付けることがおすすめです。土は、市販されている栽培用の土で問題ありません。

また、庭の土を使用する場合は腐葉土を1/3程度混ぜるようにしてみてください。植付け後1カ月程度は水分をこまめに与えてあげてください。そうすることでしっかりと根が定着してくれますよ。

 

2:挿し木をして増やす

挿し木

シルバープリペットは非常に発根力の強い品種のため、自分で挿し木をして増やすこともできます。挿し木として使用する枝は、剪定によって落ちた枝でも環境が揃えばうまく根を張ってくれます。

正しい手順で挿し木をしていくなら、20㎝程度に切り取った枝に水揚げの処理をします。水揚げとは、枝の切り口を水中でななめに切り1時間ほどつけておくことです。水揚げをすることで挿し木のあとの水分不足による枯死を予防できるのです。

 

シルバープリペット以外のプリペット

プリペットには、シルバープリペット以外にも種類があります。シルバープリペットの原種はプリペットであり、シルバープリペット同様に近縁種があります。

基本種であるシルバープリペットと、近縁種であるレモンアンドライムとオーレアを紹介していきます。プリペットに興味がある人はチェックしてみてくださいね。

 

1:プリペット(基本種)

 

プリペット

プリペットは中国及びヨーロッパを原産とする常緑低木です。軽やかな印象の葉が密生するので公園や商業施設などの植え込みでよく植えられています。自宅の生垣としても人気の種類です。

他の近縁種と比べると緑が深く、背景となって花を引き立ててくれるのが特徴。そのため、シルバープリペットなどに原種のプリペットが現れた場合は剪定する必要があるのです。シルバープリペットと比べると樹高が低く横に広がりながら育つ樹木です。

 

2:プリペット レモンアンドライム

プリペット

プリペットレモンアンドライムは、葉がとても鮮やかなのが特徴です。レモンやライムに近い色をしているためその名がつけられました。葉っぱ自体が目立つためプリペットのように花を引き立ててくれることはあまりありません。

レモンアンドライムの葉っぱそのものを楽しむ品種ですね。また、樹高の高さを調整しやすいのも魅力のひとつ。1m前後に抑えることができるのでコンパクトに樹木を楽しみたいという人にもおすすめの品種です。

 

3:プリペット オーレア

プリペット

プリペットオーレアは、レモンアンドライム同様に鮮やかな黄色の葉が特徴です。レモンライムの黄色よりも黄金色に近いため、ラテン語で黄金色を意味するオーレアという名前がつけられました。

シルバープリペットやプリペットレモンアンドライムと同じで葉っぱを楽しむ品種です。樹高も低く保つことができるので、手軽にプリペットを楽しみたいという人におすすめです。しかし、プリペットオーレアは落葉樹なので生垣として植えるのには向いていません。

 

プリペットのまとめ

今回はプリペットの剪定について紹介しました。プリペットにはいくつかの種類があり、その中でもシルバープリペットは人気の品種です。耐暑性・耐寒性を持ち合わせているので丈夫で初心者でも育てやすいのが魅力です。

苗から育てたり挿し木をすることもできるので、上級者でも育成を楽しむことができるのもいいですね。お庭に植える樹木で悩んでいるなら、ぜひプリペットを選んでみてくださいね。

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