【庭木の天敵コガネムシの対策方法は?】幼虫の駆除方法や予防法も解説!

幼虫から成虫まで庭木に食害をもたらすコガネムシ。要注意の害虫としては定番的で、対策をしていないとうっかりお気に入りの庭木が枯れてしまうこともあります。
今回はそんな庭木の天敵コガネムシの対策方法をご紹介いたします。予防法もまとめましたので今後の参考にしてみてくださいね。

この記事を読んで、「コガネムシ」などの相談を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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目次

コガネムシとは?

繁殖力が高く駆除には根気がいる虫です。庭木にとっては天敵といっても過言ではない存在で、幼虫から成虫まで食害をもたらします。大体17mmから23mmほどの大きさをしており綺麗な緑色をしているのが特徴的でしょう。

発生時期が厄介で幼虫は1年中ひそんでいるのです。成虫は5月〜8月頃に発生し、葉を食害します。大量発生してしまうとあっという間に葉が食べられてしまいます。

また幼虫は庭木の根っこを食害するので、木の生育が悪くなります。

カナブンとの違いは?


コガネムシと混同してしまうのがカナブンの存在です。見た目がとても似ているので見間違う人も多いのですがよく見るとカナブンは頭の部分が四角い形をしています。

コガネムシは、まるっこい雰囲気をしています。頭の形も丸くて全体的に楕円形をイメージさせるでしょう。羽の付け根部分が小さく丸みを帯びています。

一見すると似ていますが写真などで見比べてみると違いがよくわかりますよ。

コガネムシは害虫なのか

コガネムシは見た目のきらびやかさから、遊び盛りの子供や虫好きの人からは好かれる傾向があります。また小さくかわいらしいので害虫と言うイメージがないかもしれません。害虫という認識は人間が定めているものです。

しかしながらガーデニングを楽しむ人にとっては、美しい庭木が食害によって枯れてしまう危険性がありますのでやはり害虫という認識があるのでしょう。

とくに根っこを食べられてしまうと生育に大きな影響が現れるので好ましくない虫です。

コガネムシの「農薬」「殺虫剤」での駆除方法

コガネムシの除去方法は主に「農薬」と「殺虫剤」です。とくに殺虫剤は一番手っ取り早くすぐに駆除が可能ですが、周囲の植物には注意して散布しましょう。

農薬ではオスを誘引するフェロモントラップが有効的です。そのほかダイアジノンと呼ばれる農薬は植物周りの地中に埋め込むタイプで、幼虫がこれに触れると死んでしまう効果が得られます

また根っこから薬品を吸い上げて庭木を食害から守るオルトランDXという農薬も効果的です。

コガネムシの「無農薬」での駆除方法

可能ならば農薬を使いたくはないと考えている方もいるでしょう。少し手間はかかりますがコガネムシを無農薬によって駆除する方法についてもご紹介いたします。

もしも自分が大事に育てている庭木にコガネムシがいたら、すぐに対策を行うよう心がけていきましょう。

【水攻め】土の中の幼虫も出す!


農薬を使用しない駆除方法で有効的なのが「水攻め」です。とくにプランターや鉢植えに有効的で、バケツに鉢ごと水に浸けましょう。熱湯を使うのも有効的です

そうすることで苦しさによって白い幼虫が土の中から出てきます表面に出てきた幼虫を駆除しましょう。

溺れそうになった幼虫が土の中から出てきますから、虫が苦手な方は見るのが辛いかもしれません。

一旦水攻めによって出て来て、藻土が乾けば土の中へと戻っていきますから、その前にしっかり出てきた幼虫を駆除してください。

【補殺】増えない対策にもなる!


捕殺を行うことで今後増えない対策にもなります。注意していただきたいのは晴れの日の場合、成虫は飛んで逃げていってしまいますから、捕殺をするタイミングは雨の降っている日がベストです。また産卵時期を狙って捕殺をするのも有効的でしょう。

木を揺らしたりすると意外と簡単に成虫は落ちてきます。しばらくするとすぐに動き出し、飛んだり土の中へもぐったりしてしまいますからビニール袋などで受け止めて捕まえましょう

また成虫がいた場合おそらく土の中に幼虫がいるので水攻めと合わせて行うといいですね。

コガネムシの予防は?

コガネムシが発生して植物が食害に合わないように、日頃からしっかりと予防しておく必要があります。大切なのは卵を大量発生させないことと、コガネムシが苦手な植物を植えることです。

それぞれの予防方法を徹底解説いたします。ぜひ参考にしてみてください。

卵を大量発生しないようにする

コガネムシは土の中にもぐって産卵を行います。大切なのはコガネムシを土の中に潜らせないことでしょう。そこで有効的なのが土の上や下を、カバーをする方法です。

鉢底ネットは100円ショップなどでも購入可能な定番的アイテムですからそちらを使います。

そのほか不織布を使用して土に蓋をするようかぶせるのも有効的です。ネットを使う以外にはバークチップを使う方法もあります。

乾燥を防ぎながらコガネムシの侵入と産卵防止もできるので便利ですよ。

バラなどのコンパニオンプランツを植える

コガネムシに対抗しうる植物がバラやニンニクなどのコンパニオンプランツです。そのほかマリーゴールドなども効果が得られると言われています。すでに大量発生したコガネムシに対しては対処しきれません。

しかし発生する前にこれらの植物と一緒に育ててあげればコガネムシが寄り付かなくなります鉢底ネットなどを合わせて予防してあげれば、よりコガネムシから植物を守ることができるでしょう。

プロの業者に対策や駆除を依頼するのもおすすめ!


コガネムシは繁殖力が高く対策を完璧に行っていたとしても発生してしまう可能性はぬぐい切れません。また大量発生してしまえば自分ですべて駆除するのは難しいでしょう。

庭が広く自分では駆除しきれないときは、プロの業者さんに対策や駆除を依頼するのがおすすめですよ。また虫になれていなければ、なかなか駆除はできるものではありませんからプロを頼りましょう。

コガネムシの対策まとめ

ガーデニングを楽しむうえでどうしても見逃せないのが害虫の存在です。とくにコガネムシは幼虫から成虫まで食害をもたらす厄介な存在でしょう。

しっかりと日ごろから対策を行い、もしコガネムシをみつけたら植物が枯れてしまう前に対策を行ってください。

この記事を読んで、「コガネムシ」などの相談を業者に依頼したいと思われた方は、お庭手入れのプロである庭師に相談することがおすすめです。
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